今まで自らの趣味で選んできた車選びも、結婚して家庭を持ち、さらに子供ができたとなるとそうも言っていられなくなる、という男性も多いだろう。子供ができたということは、車に対する条件や使用目的が大いに変わってくるからだ。

子供が乳幼児の頃ならば、ベビーカーを運搬することが必須であるし、未就学児童の間までは親が介助して乗り降りさせることも多い。そんな場合の車に求める使い勝手は、当然スポーツセダンなどとは違うものである。

子供が小学生になったとしても、今度は子供のコミュニティーや活動次第で、他の家の子供を載せるという機会もあるだろう。では、2017年のファミリーカーランキングから、ファミリーカーの条件を紐解いて行こうと思う。

スライドドア

スライドドア

近年、子供がいる家庭においてその必要性が改めて認知されているのが、乗り降りや荷物の積み下ろしがしやすいスライドドアである。ファミリーカーランキングの中でもその装備を備えた車種が2017年にも上位を占めるという傾向にある。

開口部が大きく、駐車スペースの横幅に余裕が無くても開閉できると共に、最近では自動で開閉するものも多く、買い物の荷物や子供を抱えていても乗り降りが容易になることも利点である。ベビーカーを使っている家庭でも必須の装備だ。

3列目シートの有無

3列シート

2017年のファミリーカーランキングで上位に入った車種の多くは、グレードにもよるが3列目シートを備えているタイプが多いという印象を受ける。人気のフリードも、プリウスαも、3列目シート装備車をラインナップに加えている。

子供がまだチャイルドシートが必須の年齢の場合は、家族の人数にもよるが、3列目シートが無いと乗車スペースに余裕が無くなることがある。チャイルドシートが意外と横幅を取るからだ。4~5人乗車する機会がある家庭は、3列目シートが必要だと言える。

自動ブレーキ

タイヤ

2017年は自動ブレーキ元年とも言える年だった。前年の「ペダル踏み間違いによる事故」の増加を受けて、各社が常々開発していた自動ブレーキ機能を販売者に続々と投入してきたのだ。ファミリーカーランキングを見ても装備している車種が多い。

車の装備というものは、乗車する家族を守るということも大事な使命である。そんな中、子供がいる家庭では、自動ブレーキ子供を守るための装備となるであろう。どんなに自信があるドライバーであっても、万が一という瞬間は必ず訪れるからだ。

空気清浄機

時計

週末などに子供を連れて長時間のドライブをするという家庭ならば、空気清浄機はぜひ備えておきたい装備である。

ファミリーカーランキングに入った車種でも、オプションとなることが多いが、車の中とは言え、排ガスの濃い空気の中に長時間いるとなれば標準で考えたい。

文部科学省の調べによると、2017年度の喘息の割合は全国の小学校で3.87%である。少なからぬ子どもたちが呼吸器の疾患に苦しんでいるのだ。従って、子供が吸う空気は少しでもきれいな方が良いというのは、当然の考え方である。

UVカットガラス

ミニバン

皮膚がんやシミ・シワなどの原因と言われ、人間にとって有害な光線であることが明らかになったのが紫外線である。女性ばかりが気にするものかと思いきや、近年は子供の皮膚にも有害であるとして、忌避すべきものとされている。

そんな紫外線をカットしてくれて、子供がいる家庭には必須なのがUVカットガラスだ。もはや国産車の標準装備と言えるほどに普及している。

2017年のファミリーカーランキングに入るような車種はほとんどが装備済だが、しっかりと確認しておくことをお勧めする。

子供が乗りやすい床面地上高かどうか

ミニバン

子供がまだ小さい家庭にとって、車の床から地面までの高さ、つまり床面地上高も重要なファクターである。高すぎると、子供が乗る際に足を大きく上げなければならず、降りる時も転ぶ危険性がある。低いほうがベビーカーなども載せやすい。

2017年のファミリーカーランキングで7位のステップワゴンは、床面地上高400mm、同じく2位のセレナは460mmである。セレナは高く見えるが、乗り降りのためにステップを設けている。車を選ぶ際には、実際に子供に乗り降りさせてみて判断することをお勧めする。

ベビーカーの積み下ろしは容易か(トランクの容量)

ベビーカー

ベビーカーが必要なほどの小さい子供を持つ家庭にとって、トランクにベビーカーがすんなり積めるか、というのは車選びの重要なポイントである。ベビーカーだけでなく、買い物の荷物や旅行の際のバッグなども同時に載せることを考えると大容量の方がいい。

しかし、単純に容量だけでは推し量れない部分もある。積み下ろしの際には、開口部の大きさや地上からの高さも重要な問題である。

2017年のファミリーカーランキングに入っているような車なら容量は十分なので、実際に手持ちのベビーカーを積み下ろししてみて、判断するべきである。

ファミリーカーの王道はやはり「ミニバン」

笑顔の家族

ここまで、子供がいる家庭にとっての「ファミリーカーの条件」を見てきたが、やはりそのどれをも満たしている車となると、あるジャンルに行き着くことが分かってきた。それが、各メーカー近年最も力を入れているミニバンである。

貨物もある程度積めるが、乗用車としても取り回しのしやすい大きさの車であることを目指したのがミニバンである。ハイエースなどといった貨物運搬に特化したフルサイズのバンに比べて「ミニ」という意味であり、決して「小さい車」という意味ではない。

2017年のファミリーカーランキングにあるミニバンも、大きさは様々である。アルファードは全長4840mm全幅1805mmだが、フリードは全長4265mm全幅1695mm。これだけ違えば様々な部分で違いが出てくる。よく吟味して選ぶことが肝心だ。

ミニバンの3ナンバー・5ナンバーとは?

パソコン

子供がいる家庭ごとに事情が違うように、それぞれに適した車の大きさというものがある。2017年ファミリーカーランキングに入ったミニバンにも、大まかにわけて「L」「M」「S」といったサイズに分類でき、それぞれに使い勝手が違い、どんな車を選ぶかの基準になると言っていい。

そして、ナンバーにも違いが現れる。「5ナンバー」「3ナンバー」と呼ばれているが、ナンバープレートの地名に並ぶ数字が「5」か「3」かで分類が別れるのだ。それぞれにどの様な違いがあるのか、見てみよう。

3ナンバーとは?

エルグランド
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・エルグランド)

3ナンバーの車とは、2017年のファミリーカーランキングで言うと、エルグランドやヴェルファイア、エスティマといった車種になる。Lサイズで、「ミニバン」と呼ぶのも憚られるような高級車がラインナップされている。

3ナンバーとなる条件は、全長が4.7m超か、全幅が1.7m超か、全高が2m超、もしくは総排気量が2000cc超か、このどれか1つでも超えていれば即ち3ナンバーと登録されてしまうことになるのだ。逆に、これらが全て基準内なら5ナンバーである。

従って、ステップワゴンやオデッセイ、セレナなどはグレードや年式によって5ナンバーや3ナンバーに分かれるという事態が起こる。しかし、基本的には子供がいても高級感を求めたいとか、乗車人数が多いという家庭向きの車だ。

5ナンバーとは?

ホンダ・フリード
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・フリード)

5ナンバーのミニバンとは、2017年のファミリーカーランキングで言うと、フリードやシエンタ、ヴォクシーといった、MサイズやSサイズの車種である。取り回しも良く、頑張れば大人数も乗れ、荷物もある程度積めるという利便性の高い車種だ。

5ナンバーとなる条件は、全長が4.7m以下、かつ全幅が1.7m以下で、全高が2m以下、さらに総排気量が2000cc以下であるという、この全ての基準を満たしていることとなる。1つでも超えてしまえば即ち3ナンバーだ。

住宅事情が厳しい都会において、子供のいる家庭はなるべく小さい車の方がいいという場合が多い。そんなに大きな駐車スペースが取れないし、妻が運転することもあるからだ。そんな時に買い物にも便利な5ナンバーミニバンは重宝される存在なのである。

3ナンバーと5ナンバーの違い

ナンバープレート

主に大きさや排気量で分類される3ナンバーと5ナンバーだが、その他にも維持費の面で大きな差が生まれることになる。基本的に3ナンバーは高級車であることが多いため、整備費などが高額になりがちだが、他にも税金などに違いが現れる。

最も違いが分かりやすいのが、排気量毎に違う自動車税である。総排気量1リットル以上から、500ccごとに変わっていくのが自動車税である。

例えば2017年ファミリーカーランキングの1位であるフリードは1.5リットルなので39500円。ヴェルファイアの3.5リットルモデルは66500円である。

他にも基本的に3ナンバー車は5ナンバーよりも大型のため、重量税なども比較的高額になる。このように3ナンバーと5ナンバーでは維持費にかなりの差が出る。子供がいる家庭は他にも様々物入りである。家計とよく相談して、最適な車を選ぶようにしたい。

ファミリーカーランキング2017「30選」

ランキング

ここから、2017年のファミリーカーランキングの上位に入った車種を確認していく。順位はついているが、どの車もそれぞれに特徴を持っているので、子供がいる家庭ごとの事情に合わせて最適な車種をセレクトすることが肝心である。

もちろん、どの車種もファミリーカーとしての使い勝手は保証されているから、ここからは選ぶ楽しみを享受してもらってもいいだろう。

【15位】デリカD:3

デリカ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/三菱・デリカD:3)
メーカー名 三菱
タイプ コンパクトミニバン
燃費 Mグレード13.2km/l
Gグレード12.8km/l
新車価格 Mグレード2,008,800円
Gグレード2,106,000円
2017年販売台数 2,984台(2017年1月~4月)
ライバル車 トヨタ・シエンタ、ホンダ・フリード
乗車定員 Mグレード5人
Gグレード7人

2017年ファミリーカーランキングの15位になった三菱デリカD:3は、5ナンバーに該当するコンパクトなミニバンである。5人乗りでラゲッジスペースを広くとったMグレードと、3列目シートを備えた7人乗りのGグレードがある。

地上高が386mmと低く抑えられ、スライドドアの広い開口部で子供にも乗り降りし易い作りとなっている。乗車する人数が多い家庭ならばGグレードを、ベビーカーや荷物を運搬する機会が多いならば、Mグレードがお勧めである。

【14位】エルグランド

エルグランド
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・エルグランド)
メーカー名 日産
タイプ ミニバン
燃費 2.5lエンジン9.4km/l
3.5lエンジン10.8km/l
新車価格 3,213,000円~
2017年販売台数 3,416台(2017年1月~4月)
ライバル車 トヨタ・アルファード、トヨタ・ヴェルファイア
乗車定員 7/8人

3ナンバーの高級ミニバン、エルグランドが2017年ファミリーカーランキングの14位である。320万円を超える価格で、ラグジュアリー性・居住性はミニバンでもトップクラスの車種だ。子供がいても生活の質を重視したい家庭向きと言える。

移動物検知機能や踏み間違い衝突防止アシスト機能を備え、安全性能総合評価で5つ星を獲得するなど、安全性能が非常に高いことで知られている。家族のために、維持費が高くても安心安全を手にしたいと考える人にお勧めだ。

【13位】デリカD:5

デリカ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/三菱・デリカ)
メーカー名 三菱
タイプ ミニバン
燃費 10.6km/l
新車価格 2,408,400円~
2017年販売台数 4,697台(2017年1月~4月)
ライバル車 ホンダ・ステップワゴン、トヨタ・エスティマ
乗車定員 7/8人

2017年ファミリーカーランキングの13位には、根強いファンが多く、10年以上のロングセラーを誇る三菱デリカD:3がランクインした。クリーンディーゼル車もラインナップされる、Mクラスの3ナンバーミニバンである。

子供がいる家庭にとって嬉しいのは、3列目シートまでウォークスルーとなっているシートレイアウトだ。乗り降りは当然のこと、荷物の積み下ろしも容易なこのレイアウトにこだわりを持ち、長く所有しているオーナーが多いのもデリカD:5の特徴である。

【12位】エスティマ

エスティマ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・エスティマ)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 11.4km/l
新車価格 3,312,655円~
2017年販売台数 5,788台(2017年1月~4月)
ライバル車 ホンダ・オデッセイ
乗車定員 7/8人

300万円超えの3ナンバー高級ミニバン、トヨタのエスティマが2017年ファミリーカーランキングの12位である。高い居住性を誇るにもかかわらず、ミニバン最大級の170馬力の上、低重心でふらつきも少ないので高速ドライブもし易いと人気である。

フロントガラスは当然のUVカットガラスであり、標準装備のクリーンエアフィルターは脱臭機能まで備えている。子供の健康維持まで車に求める家庭にとっては、この上ない装備である。ハイブリットグレードも用意されているので、価格に見合った上質なドライブが約束されるだろう。

【11位】プリウスα

プリウス
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・プリウス)
メーカー名 トヨタ
タイプ ステーションワゴン
燃費 26.2km/l
新車価格 2,565,000円~
2017年販売台数 5,821台※(2017年1月~4月)
※推定販売台数
ライバル車 ホンダ・ジェイド
乗車定員 5/7人

2017年ファミリーカーランキングの11位は、言わずと知れたハイブリット車の元祖であるプリウスのステーションワゴンタイプ、プリウスαである。26.2km/lという燃費はラインナップの中でも最高クラスであり、流石という他は無い。

しかし、室内の居住性はミニバンに軍配が上がる。やはり、5人乗りとは言えチャイルドシートが必要な子供がいる家庭にとっては4人乗りに等しい居住空間となるであろう。

後席がスライドドアでない点も、順位を下げている理由だ。だが、その燃費に魅力を感じる人は検討したい車種だ。

【10位】オデッセイ

オデッセイ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・オデッセイ)
メーカー名 ホンダ
タイプ ミニバン
燃費 燃費:13.6km/l
新車価格 2,980,000円~
2017年販売台数 7,636台(2017年1月~4月)
ライバル車 トヨタ・エスティマ、トヨタ・アルファード
乗車定員 7/8人

ホンダの3ナンバーミニバン・オデッセイが2017年ファミリーカーランキングの10位である。3ナンバーミニバンの中では比較的購入しやすい価格帯であり、ハイブリットタイプになると、24.4km/lの燃費を誇り、コストパフォーマンスも良い。

床面地上高が340mmと低く、最小回転半径も5.4mと、妻が運転することもある子供がいる家庭にとっては、乗りやすく取り回ししやすいことが最大のメリットであろう。歩行者対応の自動ブレーキ機能もあり、安全性でも高い評価を受けているのもポイントだ。

【9位】エスクァイア

エスクァイア
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・エスクァイア)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 14.8km/l~16.0km/l
新車価格 2,675,160円~
2017年販売台数 43,210台
ライバル車 日産・セレナ、ホンダ・ステップワゴン
乗車定員 7/8人

人気が上昇しているトヨタのミニバン・エスクァイアが、2017年ファミリーカーランキングの9位にランクインした。比較的リーズナブルな価格帯でありながら、合成皮革の内装とメッキエクステリアで高級感あふれる仕上がりが、子供がいる家庭にも人気となっている。

また、ハイブリットモデルもラインナップしており、23.8km/lの燃費を誇る。さらに、底床プラットフォームを採用し、ステップ高は360mmと低い上に、子供がつかみやすい位置にチャイルドグリップを設け、子供の乗り降りのし易さが好評を得ている。

【8位】アルファード

アルファード
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・アルファード)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 11.6km/l
新車価格 3,354,480円~
2017年販売台数 41,923台
ライバル車 日産・エルグランド
乗車定員 7/8人

2017年ファミリーカーランキングの8位は、トヨタの大型ミニバン・アルファードである。「大空間高級サルーン」という謳い文句そのままに、ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用による乗り心地の良さはまさに高級セダン並と評判だ。

助手席が1,160mmもスライドし、車内にさらにゆとりの空間が広がり、かつ3列目シートの下にも収納を備えるなど、子供がいる家庭にも使いやすい作りになっている。電動両側スライドドアを備えているのも、ファミリーカーとしての条件を満たしている。

【7位】ステップワゴン

ステップワゴン
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・ステップワゴン)
メーカー名 ホンダ
タイプ ミニバン
燃費 17.0km/l
新車価格 2,455,920円~
2017年販売台数 46,457台
ライバル車 日産・セレナ、トヨタ・ヴォクシー
乗車定員 7/8人

ホンダのロングセラーミニバン・ステップワゴンがファミリーカーランキングの7位にランクインした。5ナンバーのグレードと、3ナンバーの「スパーダ」がラインナップされている。さらに、スパーダには2017年にハイブリッドモデルが追加された。

特筆すべきは独特の「わくわくゲート」である。後部のゲートが横にも縦にも開き、荷物の積み下ろしはもちろん、3列目シートへのアクセスも容易になっている。子供のいる家庭にとっては利便性が高い装備だ。さらに、Honda SENSINGを備え、予防安全性能も高い。

【6位】ノア

3代目ノア
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・ノア)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 14.8km/l~16.0km/l
新車価格 2,466,720円~
2017年販売台数 48,729台
ライバル車 日産セレナ、ホンダ・ステップワゴン
乗車定員 7/8人

ファミリーカーランキングの6位は、9位に入ったエスクァイアの兄弟車とも言えるノアである。こちらは5ナンバーのミドルサイズで、価格も比較的求めやすくなっている。ハイブリッド車もラインナップされており、そちらの燃費は23.8km/lだ。

シートがフラットになるので、オムツ替えが楽だったり、3列目シートがワンタッチで折りたためるなど、子供を持つ家庭にとって利便性の高い装備が多いのも特徴である。車内にAC電源も備えているので、キャンプなどでも活躍できるだろう。

【5位】ヴェルファイア

ヴェルファイア
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・ヴェルファイア)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 燃費:11.6km/l
新車価格 3,354,480円~
2017年販売台数 46,757台
ライバル車 日産エルグランド、ホンダ・オデッセイ
乗車定員 7/8人

トヨタのフラッグシップミニバン・ヴェルファイアがファミリーカーランキングの5位にランクインした。内外装ともに高級感あふれる作りの3ナンバー車であり、子供がいても生活の質を向上させていきたい家庭向きの高級ラグジュアリーカーである。

近づくだけでスライドドアが開く「ウェルカムパワースライドドア」や、開口部の広いラゲッジスペースなど、ファミリーカーとしての使い勝手も良い。シートに送風機能や温熱機能があったり、静寂性や安定性を追求したボディなど、一度は経験してみたい高級車だ。

【4位】ヴォクシー

ヴォクシー
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・ヴォクシー)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 14.8km/l~16.0km/l
新車価格 2,466,720円~
2017年販売台数 86,772台
ライバル車 日産セレナ、ホンダ・ステップワゴン
乗車定員 7/8人

6位のノアの兄弟車であるヴォクシーがファミリーカーランキングの4位である。ミニバンの中では比較的低燃費であり、ハイブリッド車の用意もあるのでコストパフォーマンスは非常に高い。デザインも良く、子供をもつ若い家庭に人気になっている。

さらに安全性能も高く評価されていて、自動制御ハイビームと自動ブレーキ、車線逸脱警報などによる「セーフティセンスC」を備え、衝突回避性能を高めている。このような事故予防の機能こそ、ファミリーカーに求められる機能であると言える。

【3位】シエンタ

シエンタ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・シエンタ)
メーカー名 トヨタ
タイプ ミニバン
燃費 15.4km/l~20.6km/l
新車価格 1,689,709円~
2017年販売台数 96,847台
ライバル車 ホンダ・フリード
乗車定員 5~7人

2017年ファミリーカーランキングのベスト3に入ったのが、トヨタのシエンタである。リーズナブルでスポーティな外観が人気の5ナンバーコンパクトミニバンで、ホンダのフリードの強力なライバルである。フリードかシエンタかで悩んだ家庭も多いことだろう。

330mmという子供もスイスイ乗れる床面地上高や、床下格納式の3列シートによりベビーカーなどを載せやすいフラットなラゲッジスペースを実現するなど、ファミリーカーとしての使いやすさは群を抜いている。車体の割に室内空間が広いこともポイントだ。

【2位】セレナ

セレナ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・セレナ)
メーカー名 日産
タイプ ミニバン
燃費 17.2km/l
新車価格 2,435,400円~
2017年販売台数 84,433台
ライバル車 トヨタ・ノア、トヨタ・ヴォクシー
乗車定員 8人

2017年のファミリーカーランキングの2位は、日産のセレナである。2016年にモデルチェンジした新型セレナは、ハンドル、アクセル、ブレーキを自動コントロールするプロパイロット技術を世界初搭載し、同一車線上なら自動運転が可能になるとして話題となった。

さらに、足をドアの下に入れるだけで開閉可能なスライドドアや、狭い場所でも開けられるハーフバックドア、シートを移動させることで8人乗りも可能な室内など、子供がいる家庭に嬉しい装備が多数装備されている。

【1位】フリード

ホンダ・フリード
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・フリード)
メーカー名 ホンダ
タイプ ミニバン
燃費 19.0km/l
新車価格 1,880,000円~
2017年販売台数 104,405台
ライバル車 トヨタ・シエンタ
乗車定員 6/7人

栄えある2017年ファミリーカーランキングのトップは、ホンダのベストセラーコンパクトミニバン・フリードである。2008年の登場以来、爆発的な人気を誇り、今や街中のどこでも見かけ、ファミリーカーのスタンダードとなったミニバンだ。

その人気の理由は、7人乗れる広い室内でありながら、回転半径5.2mという運転のしやすさにある。女性でも運転し易いため、妻が運転することが多い子供がいる家庭で重宝されているのである。しかもミニバントップクラスの燃費の良さで家計にも優しい。

3人家族のおすすめ車種3選(Sクラス)

車に乗っている親子

子供が1人いる家庭にとってお勧めなのはSクラスのコンパクトミニバンである。子供が小さくてチャイルドシートが必要であってもミニバンならば十分広々使えるし、ベビーカーが必須であっても楽々運搬が可能である。

ならば、将来子供が増えることを考えてもっと大きなミニバンを、と思いがちだが、次の子が生まれたら買い換えればいいし、妻が運転することを考えてコンパクトなサイズの方が良い。そんなお勧め車種を2017年ファミリーカーランキングの中から見てみよう。

フリード

フリード
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・フリード)

Sクラスのコンパクトミニバンと言えば、真っ先に名前が上がるのが2017年ファミリーカーランキングの1位であるフリードだ。子供が1人いる家庭にとっては十分居住性が高い室内空間を持っているし、乗車人数が増えた時も対応できる。

さすがに6人、7人乗ると長時間のドライブは窮屈さを感じるし、パワー不足は否めないが、普段使いの街乗り車としては取り回しも楽で、女性でも安心して運転できる。燃費性能も高いので、子供がまだ小さい若い家族などにとっては重宝する車である。

プリウスα

プリウス
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・プリウス)

2017年ファミリーカーランキングの中では唯一のステーションワゴンタイプのプリウスαであるが、子供1人の家庭ならば、この車も選択肢に入れていいだろう。子供がある程度成長したならばミニバンにこだわる必要はない。

何と言ってもハイブリッドの雄であるプリウスシリーズであるから、燃費性能は他の追随を許さない。車体価格は高めだが、長い目で見るとコストパフォーマンスは抜群である。子供が増える予定が無いなら、プリウスαもお勧めである。

ジェイド

ジェイド
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・ジェイド)

2017年ファミリーカーランキングにはランクインしなかったが、子供1人家庭ならばホンダのジェイドも選択肢に入れていいだろう。ステーションワゴンタイプで、ハイブリッドもラインナップされたプリウスαのライバル車だ。

注目すべきは安全装備である「ホンダセンシング」を搭載していることだ。衝突軽減ブレーキや、誤発進抑制機能などの安全性能で、ジェイドは予防安全性能評価で最高クラスを獲得している。大切な家族の命をあずけるにふさわしい車だ。

4人家族Mクラス

家族

子供が2人に増えて、ファミリーが5人になった家庭ならば、ミドルサイズのMクラスミニバンがお勧めである。車内も快適に使える空間を持ち、荷物もたくさん積める。それにエンジンパワーも十分であるから走る喜びもある。

そんなクラスのミニバンを2017年ファミリーカーランキングから探してみると、いずれもギリギリ5ナンバーの規定内に収まっている。どれも規定内で最大の居住空間や走行性能を目指しているからだ。そんな車の数々を見ていこう。

ノア・ヴォクシー

ヴォクシー
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・ヴォクシー)

2017年ファミリーカーランキングの6位のノアと4位のヴォクシーは、ほぼ同じ特徴を備えたトヨタの兄弟車である。それぞれ販売台数も多く、トヨタのミニバンの中でも特にミドルクラスの2人子供がいる家庭に人気の高いシリーズだ。

220万円台から購入可能という価格帯に加え、14.8km/l~16.0km/lというミニバンとしてはトップクラスの燃費性能でコストパフォーマンスは高い。さらに助手席側オートスライドドアが標準装備ということで、ファミリーカーのお手本のような車だ。

セレナ

セレナ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・セレナ)

雨の中、両手が塞がっていても足だけでスライドドアを開けるというCMを見た人も多いだろう。2016年モデルチェンジした新型セレナは様々な新装備で人気となり、2017年ファミリーカーランキングの2位に輝いた。

プロパイロット技術ばかりが評判となっているが、室内が広々使えるなどとファミリーカーとしての使い勝手もいい。また、アラウンドビューモニターやスマートルームミラーなど、2人子供がいる家庭でも、妻が運転しやすい機能があるのもポイントだ。

ステップワゴン

ステップワゴン
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・ステップワゴン)

2017年ファミリーカーランキング7位のステップワゴンの魅力は、5ナンバークラスと思えないほど広々とした室内である。天井高は140cm、長さと共に、上位クラスのミニバンであるエルグランドより広いのである。

子供が2人いる家庭にとって、この広さは非常に重宝する。シートをアレンジすれば自転車も搭載できるほどだ。しかも、低重心設計でカーブでもふらつくことが少なく運転しやすいとして、女性にも評判が高い。荷物が多いファミリーにお勧めだ。

エスクァイア

エスクァイア
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・エスクァイア)

ノア・ヴォクシーの兄弟車であり、2017年ファミリーカーランキング9位のエスクァイアは、このクラスでは最上級の室内空間を誇っている。室内長さ2m93cm、幅1m54cm、高さ1m40cmと、子供が二人いる家庭が使うには十分な広さだ。

2列目がキャプテンシートになっており、前後に81cmもスライドすることができる。これで室内空間を自由にアレンジして使用できることになる。家族が多くても、荷物が多くても、快適なドライブを実現できるのだ。

5人家族(3人子供)のおすすめ車種3選(Lクラス・LLクラス)

家族

子供が3人に増えると、家庭の規模が一回り大きくなってくる。単純に人数が増えただけでなく、パパママ2人だけでは統制できなくなる場面も出てくるし、上の子は独立心が芽生える年齢に達し、様々な主張をしてくるようになる。

こうなると、ドライブにもある程度のラグジュアリー感が要求されてくる。子供でも乗り心地が分かるようになるからだ。そんな要求に答えてくれる車を2017年ファミリーカーランキングから探すと、やはりLクラス・LLクラスの高級車となるのである。

アルファード・ヴェルファイア

アルファード
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・アルファード)

2017年ファミリーカーランキング8位のアルファードと、5位のヴェルファイアは兄弟車であり、トヨタミニバンのフラッグシップと呼べる高級車である。子供が3人いて、常時3列目シートを使うような家庭にとって、3列目まで広々使えるのは大きな利点だ。

室内の広さは1番であり、高級感は申し分ない。しかも、全席にサイドエアバッグ、後席にはカーテンエアバッグを備え、もしもの時の安全装備も備えている。ラグジュアリー感にも安全性にも妥協しないというファミリーにお勧めの車だ。

エルグランド

エルグランド
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/日産・エルグランド)

日産のミニバンのフラッグシップは、2017年ファミリーカーランキングのエルグランドである。室内の広さ、オットマンを備えるなどの高級感は国内のミニバンでもトップクラスであり、ワンタッチオートスライドドアやリモコンオートバックドアなどの便利装備もある。

さらに、荷物を多く積んでも後方が確認できるスマートルームミラーや狭い路地などでの運転をアシストするアラウンドビューモニターなどの運転補助機能も備え、子供が多く、妻が運転することもある家庭にとっても使い勝手が良い。

オデッセイ

オデッセイ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホンダ・オデッセイ)

2017年ファミリーカーランキングの10位に入ったホンダのオデッセイは、子供3人家庭で、家計が気になるファミリーにとってはお勧めしたい一台だ。同じ位の大きさのエスティマに比べると、50万~80万ほど安く手に入る。

それだけではなく、ガソリン車でも12.8km/l~14.0km/lの低燃費を実現しており、これは同クラスのミニバンの中でもトップクラスである。ラグジュアリー感などでは他のLクラスに譲る面があるが、コストパフォーマンスの面ではトップクラスのミニバンである。

エスティマ

エスティマ
(画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/トヨタ・エスティマ)

2017年ファミリーカーランキングの12位に入ったエスティマは300万円を超えるトヨタの高級ミニバンであり、燃費も11.4km/lと、先に紹介したオデッセイの対極にある車であると言える。しかし、子供3人家庭にとって譲れない性能もある。

それは居住性と馬力である。3列目シートを格納して2列目シートを80cmスライドさせると、まるでVIPルームの様な空間が誕生する。さらに、どんなに荷物を積んでもスイスイ加速する170馬力のエンジンは、ドライブの楽しさを約束してくれるだろう。

【年齢別】子供が小学生以上になったらミニバンがおすすめ

運転中

子供が小学校に通っている6年間は、子供が心身共に大きく成長してゆく時期である。子供の体格や生活が大きく変わっていき、その間に、ファミリーカーに求める装備や機能もそれに合わせて変わっていくこととなる。

小学校低学年の頃は、まだ体格も十分でなく車の乗り降りや車内での振る舞いにアシストが必要な場面も出てくるであろう。さらに、ちょっとした事故が大きな怪我につながりやすいので、安全装備も充実していた方が良い。

年齢ごとの要求に応えられるのはミニバン

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小学校高学年ともなると、習い事やスポーツチームなどでの付き合いやコミュニティーが生まれ、大勢の子供達を同時に乗せる場面もあるかもしれない。さらに、旅行に行く際にも大人並みに荷物が増えていく時期でもある。

そんな年齢ごとにかわりゆく要求に応えられる車種は、やはりミニバンであろう。底床設計やスライドドアで乗り降りをアシストし、数々の安全装備も充実しているクラスだ。乗車可能定員も多く、荷物もたくさん積める。

もちろん、小学生がいる家庭が求めている装備はそれぞれ違うし、それぞれのミニバンにも様々な特徴がある。2017年ファミリーカーランキングを見て、我が家に必要な装備を備えた車はどれなのか、よく吟味しよう。

まとめ

家族

ファミリーカーに求められる条件には、様々な装備がある。子どもの乗り降りをアシストするスライドドアや底床設計、人員や荷物をゆったりと運べる3列目シートや大容量トランク、安全や子供の健康を守る自動ブレーキやUVカットガラスなどだ。

乗車する家族の人数や、子供の年齢などによって、小回りが利いて街乗りにベストな5ナンバー車か、大勢の家族が乗ったり多くの荷物を積むことが多いなら3ナンバー車など、ミニバンには多くの種類がある。

そこで、それぞれの家庭の事情に合わせて必要な装備や性能を吟味して、2017年ファミリーカーランキングから自分たちにあった一台を選ぶことが大切である。

家族のことを考えるならミニバンがおすすめ

駐車場が狭いので上にも横にも開くバックドアがいい、など事情が違えば欲しい車も変わってくる。

さらに、子供の人数によっても必要なクラスの車が決まってくる。子供が1人の家庭ならばフリードなどのSクラスミニバン、子供が2人の家庭ならばセレナなどのMクラスミニバン、そして子供が3人以上ならばエスティマなどのLサイズミニバン、といった具合だ。

また子供が小学生ならば、その成長に合わせてファミリーカーに求める装備や性能が変わってくる。家計も合わせて、どの車がいいか吟味していくべきである。