この記事を読めば解決できること
- 廃車寸前の車が売れる理由
- 廃車寸前の車を買取に出すメリット
日本人は大きく分けると、数年単位で車を乗り換える人と、10年を1つの目安にする人が多いだろう。だがその次に多いのが廃車寸前まで同じ車に乗るというパターンだ。車が動かない、または挙動がおかしくなって初めて買い替えを検討する。
この時に迷うのが、そのまま廃車にしてしまうのか、それとも車買取を利用するかだろう。ただ廃車寸前の車が売れるかどうかの判断がつかないケースも少なくない。そこで廃車寸前の車は売れるのかどうかについて検証していこう。
廃車寸前でも売れる『3つの理由』
実は廃車寸前の車でも売れる可能性が高い。むしろまったく売れないというケースの方が少ないだろう。確かに中古車として見た場合、買取対象になり難いのは事実である。だが車は3万を超えるパーツでできているため、そのものに価値があるのだ。
だからこそ廃車寸前の車でも売れるのだ。ではどのような理由があるのかも検証してみたい。大きくは3つの理由がある。
これらの理由があるからこそ車を売るという選択ができる。
【理由1】パーツだけ再利用可能
廃車寸前の車でも売れる理由の1つが、使えるパーツは再利用することができるためだ。一般的なユーザーからすると馴染みがないかもしれないが、車は様々なパーツからできている。そして修理でそれらが使われているのだ。
車が好きな人からすると当たり前の感覚だが、車の補修部品などを再製品で利用するケースも多い。そのため車そのものは廃車寸前で、価値がなかったとしてもパーツ取りという形で買取してくれる業者も少なくない。
などのようなパーツが主に取引されている。そのため廃車寸前だからといって諦める必要はない。車売るという選択肢が、充実現実的な選択肢としてあることを知って欲しい。
【理由2】日本では売れなくても海外なら販売できる
廃車寸前の車が売れる理由の2つ目としては、業者によっては海外への輸出ルートを持っているためだ。国産車は外車と比較しても品質が高く、壊れにくいことで知られている。国内の中古車市場では以下の条件を満たすと、ほぼ価値がなくなる。
- 10万km以上の過走行車
- 年式が10年以上の車
- 冠水、水没した車
だが冠水や水没車を除くと、国産車は手入れさえすれば、まだまだ現役で乗れるほどのクオリティがあるのだ。そのため国内市場では価値のない車を買取、海外へと輸出する業者も少なくない。特に途上国では頑丈な国産車が、高い需要を誇っている。
だからこそ廃車寸前の車でも売れるのだ。条件の良い車ほど高額査定ほどではないが、ある程度の額で売れることが多い。
【理由3】鉄自体に価値がある
廃車寸前の車でも売れる3つ目の理由は、車やその部品に使われている鉄そのものに需要があるためだ。鉄はとても普遍的な金属で、世界中のどこでも取ることができる。そのため価値そのものとしては、さほど高くはない。
だが車の本体や部品に使われている鉄は、精製する手間が省けるために、それなりの価格で取引されているのだ。
といったものが相場だと考えていいだろう。ただこの方法を選択するのは、最終手段である。上述した2つの理由で買取をして貰った方が、高値がつくケースが多いためだ。車買取店で買取を拒否された、などのような場合に検討するといい。
ちなみに鉄の買取も相場があり、各地域で異なっているので、事前に確認を取るといいだろう。
廃車寸前の車を買取すべき『2つのメリット』
廃車寸前の車でも廃車以外の方法があることは、既に伝えた通りだ。ただそれでも面倒だから廃車にした方がいい、と考える人もいるだろう。そこで廃車ではなく、車買取を選んだ方がいいメリットを考えてみよう。
【メリット1】廃車費用がかからない
廃車寸前の車を売るメリットだが、1つは廃車費用がかからないという点である。車は廃車にするのではなく、乗り換える人が多いものだ。そのため多くの人が知らないのだが、実は廃車にするのにも費用がかかってしまう。
- スクラップ工場までのレッカー代
- 廃車手続きの代行費用
- スクラップ費用
などが主なものである。車種にもよるのだが、平均すれば以下のような値段になるだろう。
- 軽自動車で約8000円
- 普通自動車だと約10000円
- 輸入車は20000円
意外と費用がかかるのが分かるはずだ。そこで廃車寸前の車を売る場合を考えると、これらのマイナスが消えてプラスで数万円のお金になるのだから、大きな違いである。
【メリット2】手続きの手間を代行してもらえる
もう1つのメリットとしては、廃車手続きの代行に関してだ。前段でも軽く触れたように、廃車をするには陸運局にて永久登録抹消の登録をする必要がある。もちろん手続きを代行して貰えるのだが、解体工場やスクラップ工場では代行費用が取られるのだ。
だが廃車寸前の車を買取してもらった場合は、そうした手続きに関しても無料で代行して貰える。つまり本来はかかる費用をカットできるのだ。そこまで大きな額にはならないが、無料で手続きを代行して貰えるメリットは大きい。
自分で手続をすれば費用も最低限に抑えることができるが、陸運局にまで行ってわざわざ手続きをするのは面倒だろう。
ちなみに陸運局は原則として平日のみしか行っていない。
廃車寸前の車ならまずは『車一括査定』がおすすめ
では廃車寸前の車売るのなら、どの業者を選べばいいのだろうか。この疑問に対しての結論になるのが、車一括査定を使うものだ。なぜこの業者というものがないのかと言うと、中古車の買取には相場があってないようなものだからである。
基準としてはプロのみが参加する、オートオークションの落札価格がある。だがそれだけで決まるものではなく、各業者における需要や供給状況にも買取額が左右されるためだ。つまり1つでも多くの車買取業者から見積を取るしか方法がないのである。
そうした時に最も効率よく見積もりを集められるのが、車一括査定である。その特徴は以下の通りだ。
- 無料で利用できる
- ウェブ上のサービスなので24時間365日対応
- 複数の業者に一括で見積もりが依頼ができる
- 業者同士の競合ができる
これらのメリットがあるので、廃車寸前の車を売るのに最適だと言えるだろう。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2024年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
|
カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
車一括査定で値段がつかない場合は廃車専門『廃車買取.com』がおすすめ
車一括査定を使うと効率よく、廃車寸前の車が売れる。だが一般的な車買取業者では、値段がつかないこともあるのだ。そうした時には廃車買取.comを使うといいだろう。廃車買取.comの特徴は以下のようになる。
- 廃車や事故車、故障車に過走行車が対象
- 日本全国対応
- 手数料やレッカー代などの費用が無料
- 年中無休で対応
- 税金の還付金などがある
といったものがある。廃車寸前で車本体に価値がないとしても、廃車買取.comであれば車を売ることができるだろう。こうしたことができるのも、海外への販売ルートやパーツの再利用などを行っているためである。
また廃車買取.comではリサイクル料金や自動車税の払い戻しなどを、しっかりと行っているのもポイントだ。これらのことを知らないユーザーも多いので、まともに支払いをしない業者も多い。だが廃車買取.comでは、これらの返戻金もしっかりと対応してくれる。
まとめ
廃車寸前の車でも売れるのか、その理由について解説してみた。廃車寸前にまで車は売れないと考える人も多い。
確かに中古車の相場として見た場合、ほとんど価値がつくことはないだろう。だが近年では廃車寸前でも車を売ることができるのだ。その理由としては以下のものがある。
- パーツ取りができるため
- 海外へ輸出するため
- 鉄としての価値があるため
これらの理由があるため、業者としても廃車寸前の車を買取しても、利益を出せるのである。