仕事や農作業で軽トラを乗り続けている人も少なくないだろう。その軽トラを売却する、買い替えするという時には、軽トラなんて二束三文にしかならないはずと思ってしまうものだ。だが軽トラは思った以上に高く売れる車種である。
ここでは軽トラがなぜ高く売れるのか、その3つの理由を解説している。ただ売り方によっては安く買い叩かれてしまうこともあるのも軽トラである。
そこで軽トラを高く売るコツについても解説しているので参考にしてもらいたい。
【相場表】軽トラックの平均買取相場《一覧》
廃車買取業者であるソコカラの「廃車・事故車買取実績」を例にして、走行距離の長い軽トラや古い年式の軽トラを中心に買取実績を見てみよう。
サンバー トラック(年式:平成7年/1995年、走行距離:139,780Km) |
16,000円 |
キャリィトラック(年式:平成20年/2008年、走行距離:41,396Km) |
211,000円 |
ミニキャブトラック(年式:平成10年/1998年、走行距離:90,682Km、廃車) |
31,000円 |
NT100クリッパー(年式:平成30年/2018年、走行距離:40,285Km、事故車) |
117,000円 |
スクラムトラック(年式:平成26年/2014年、走行距離:167,598Km、事故車) |
101,000円 |
10万キロ以上走っている車や旧年式車、事故車でも、車両によってはしっかりと高値がつく可能性が十分にある。
売り方にこだわらないと大きな損をするので、どんな軽トラでも「どうせ売れない」と勝手に決めつけないことが重要だ。
実は軽トラが高く買取される『3つの理由』
軽トラを売却する際、こんな古い車は買い手がないだろうと思う人も少なくない。だが実際は軽トラは思った以上に高く買取される車なのだ。それは以下の3つの理由があるからだ。
【理由1】年式が古くても買取額が下がりにくい
普通車だと年式が古くなればなるほど買取額が下がっていくものだ。そして昔から10年経過した車は買い手がつきにくいといわれており、今でもその傾向があって10年経過すると買取額は大幅にダウンしてしまうのだ。
だが軽トラは年式が古くなっても買取額が下がりにくいのである。その理由は以下の通りだ。
- 車検や税金が安い
- 故障が少ない
- デザインに大きな差がない
- 年式の割に走行距離が少ない
普通車だとデザインを見ただけで古い車だとわかってしまうが、軽トラは古くてもほぼデザインは変わらないので詳しい人でなければわからないのだ。そして維持費も少なく故障もあまりないため、買取では軽トラの年式はそれほど大きな問題とならないのだ。
【理由2】普通車とは違う用途で使われている
普通車は通勤やレジャーで使用するもので、主に家族や友人など人を乗せて走るものだ。そして普通車はステータスとして高級車に乗る人も少なくない。また日本では普通車は綺麗な状態にして乗ることが多い傾向にある。
だが軽トラックはそもそもこのような目的で使う普通車と使用用途が違うのだ。主な軽トラックの使い道は以下の通りである。
語弊があるかもしれないが、基本的に軽トラはカッコよさを求めて乗るものではない。あくまで仕事や作業で使うために購入する車であり、普通車のように他人に見られることは想定せず、あくまで作業に使いやすいことがポイントなのだ。
そのため、大切なのは問題なく作業に使えるかどうかなのである。
【理由3】海外で売れる
軽トラは日本でも高く売れるのだが、実は海外ではさらに人気の車種でもあるのだ。そもそも日本車は性能がよく故障が少ないとして海外では人気である。それが軽トラとなれば、さらに故障は少なくなり長期間乗ることができる。
そして軽トラは運送業で使用していた車を除けば、たいていは年式の割には走行距離が少なくますます故障が少ないのだ。
海外では日本と違って、故障なく長く乗れる車、さらには荷物を多く運べる車が人気であり、まさにそれに合致するのが軽トラなのである。
そのため海外への販売ルートが確立してる車買取業者なら、軽トラは思った以上に高く買取してもらえるというわけだ。それがもし何の故障もなく、状態も良い軽トラであれば年式に関係なく高額で買取してくれるはずだ。
これは知るべき!軽トラを高く売るための『3つのコツ』
軽トラは高く売れるといってもそれは売り方によっても大きく異なるので注意が必要だ、軽トラを少しでも高く売るには、以下の3つのコツを知っておくといいだろう。
これは知るべき!軽トラを高く売るための『3つのコツ』
【コツ1】ディーラー下取りは使わない
軽トラを新車で購入する場合、各ディーラーで買取するものだ。その際、手続きが面倒だからこれまで乗っていた軽トラをディーラーで下取りしてもらう人もいるだろう。確かに購入と売却を一度にできるため、手続きは非常に簡単である。
だが少しでも軽トラを高く売りたいのであれば、ディーラー下取りは使うべきではない。なぜならディーラーは車の販売がメインであり、売却には力を入れてない。あくまで新車を購入してもらうサービスの一環として下取りを行っているのだ。
また先ほども解説したように軽トラは海外で非常に人気の車だ。だがほとんどのディーラーでは海外への販売ルートは確立していないのだ。そういった理由があるため、ディーラー下取りは軽トラはかなり安く買い叩かれてしまう恐れがあるのである。
【コツ2】事前に平均買取相場を知っておく
これは軽トラに限ったことではなく普通車でもいえることだが、車を少しでも高く売るには車買取業者との交渉は欠かせないポイントだ。ただ平均買取相場も知らずに闇雲にもっと買取額をアップしてほしいと交渉したところで、何の目標もなければ意味がないのだ。
例えば相場が50万円で売れる軽トラがあったとする。もし30万円の査定額だった場合、相場を知らずに交渉して10万円アップを勝ち取ったとしても、実際は相場よりも10万円安く売ったことになるのだ。
これがもし相場を知っていれば、10万円アップしても納得せずに交渉し続ければ少なからず50万円くらいでは売れるのだ。平均買取相場を知るには、やはり複数の業者に買取査定してもらい、それで比較するのがベストである。
【コツ3】複数買取業者が競合する『車一括査定』を利用する
軽トラは普通車以上に買取業者によって買取額に差が出るものだ。特にディーラーや海外への販売ルートがない行だと、安く買い叩かれてしまう恐れがある。そのため複数の買取業者に査定を依頼するのが望ましい。
だが複数の買取業者に査定を依頼するのは時間も手間もかかるものだ。そこでおすすめしたいのが車一括査定である。車一括査定なら一度の入力で複数の買取業者に査定を依頼できるのだ。
買取業者からすれば、査定の段階で排除されないよう、できるだけ高い査定額を提示してくることが多い。もちろん高く買取できない業者はその時点で排除できるため、業者を比較して絞るのにも役立つのである。
そこで競合させればより高く買取してくれる買取業者が見つかるのだ。
車一括査定サービスは、たった一度きりの申し込みで、複数の買取店に査定依頼ができるネットサービスだ。
最大のメリットはこちらが何もせずとも査定額が吊り上げてくれるという点だ。
例えば、4社が競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと買取成立にはならない。よって業者間が自然に競合状態になるため、特に何もしなくても最低額がどんどん高くなるのだ。
- 確実に高価買取を実現させたい方
- 愛車のリアルな査定相場を知りたい方
- 時間と労力を費やしたくない方
- 交渉が面倒な方&苦手な方
このような方に欠かせないおすすめのサービスだ。
編集部おすすめ車一括査定『カーセンサー』
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の「カーセンサー」。
なぜなら、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手買取店と提携し、買取業者数が1000社を超えているのはカーセンサーだけ。
同時査定依頼も30社と業界最多なので、最も査定額が高い業者を選ぶ幅が圧倒的に広がるのだ。
編集部所有の車を実際に査定したが、ディーラー下取りよりもなんと96万円も高い査定額が付いている。
他社の車一括査定もあるが、高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスは存在しない。編集部が太鼓判を押す一括査定サービスだ。
【2024年最新】車一括査定おすすめランキング《人気5社比較》
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カーセンサー |
ユーカーパック |
ナビクル |
楽天Car車買取 |
ズバット |
運営会社 |
リクルート |
UcarPAC |
エイチーム |
楽天 |
ウェブクルー |
提携業者数 |
1,000社 |
5,000社 |
55社 |
2,000社 |
220社 |
同時査定依頼数 |
30社 |
? |
10社 |
? |
10社 |
業者選択 |
〇 |
× |
× |
× |
〇 |
入力の時間 |
約1分 |
約1分 |
約1分 |
約3分 |
約1分 |
利用料 |
無料 |
無料 |
無料 |
成約時
22,000円 |
無料 |
電話の多さ |
多い(メール可) |
1社のみ |
少ない(JADRI加盟) |
1社のみ |
多い |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、これだけだとどのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が車一括査定サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、5つの一括査定サイトをランキング形式で紹介する。
1位:カーセンサー(※編集部一押し)
- 特徴1.同時査定依頼数30社は業界No.1
- 特徴2.競合会社が多いため高額査定率も圧倒的に高い
- 特徴3.電話営業は多いがメール&電話時間指定可能
前述したが、高価買取を狙うなら間違いなくカーセンサーがおすすめだ。提携業者は1,000社を超え、大手中古車買取業者はほぼ網羅している。また、同時に査定依頼できるのが30社で業界最多。
当然ながら競合する会社が多い分、高額査定が出やすい。人気や知名度だけでなく、当サイト編集部が実際に使用して成果も出ている。
現段階で車一括査定の中で最高のサービスだと自信をもっておすすめできる。迷ったらカーセンサーで間違いないだろう。
2位:ユーカーパック
- 特徴1.掲載買取業者は2,000社は圧倒的
- 特徴2.高額買取にも期待
- 特徴3.電話営業一切なし
- 特徴4.申し込みと同時に買取相場がわかる
オークション形式の車一括査定サイト「ユーカーパック」。掲載買取業者は1位のカーセンサーと比較すると約2倍の2,000社、当然ながら高額査定に期待できる。
大手買取店との提携はカーセンサーに劣るが、地域密着型の買取店との提携によって高額買取実績を増やしている。
本来、一括査定サービスは複数業者と売主本人が交渉するのが基本だ。しかし、ユーカーパックは売主の代わりにユーカーパックの担当者が交渉を全て代行してくれる。
編集部でも試したが、他のサービスとは比べものにならないぐらい手軽だった。交渉が苦手&面倒な方に最も適したサービスだ。
3位:ナビクル
- 特徴1.年間利用者数No.1
- 特徴2.わずか45秒で買取相場がわかる
- 特徴3.JADRIの審査を通過した優良業者のみ提携
中古車業界の流通を健全化を目的とした団代”JADRI”の審査に合格した業者しか提携しない「ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)」。
中古車業者を選定している分、業者数がそこまで多くないため、電話営業が少ないという特徴もある。年間利用者数が最も多く、その分高額買取実績も多数出ている信頼度No.1の一括査定サービスだ。
4位:楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)
- 特徴1.電話対応も査定も楽天1社のみ
- 特徴2.成約で楽天ポイントを獲得
楽天Car車買取(旧:楽天Carオークション)はオークション形式で、成約で楽天1,000ポイントがもらえる車査定サービス。
楽天Car車買取なら査定までの全ての工程を楽天の担当者が行うため、しつこい勧誘電話も一切なし。査定回数も1回のみ。
一括査定特有の営業電話が嫌な方、交渉が苦手な方でも勝手に査定額が吊り上がるのでおすすめだ。
5位:車査定比較(ズバット車買取)
- 特徴1.10年の実績と東証一部上場企業の安心感
- 特徴2.申込みと同時に買取相場がわかる
- 特徴3.査定業者を選定できる
車査定比較(ズバット車買取)は車買取業者として実績が長く、東証一部上場企業の運営という安心感があるサービスだ。
比べられる業者も多く、大手中古車買取業者との提携は7社と十分なスペックをもっている。また、運営実績が長いため、実績のある買取店との提携から高価買取にも期待できる。
申込みのフォームが利用者が迷わない簡易な仕組みになっていたり、申込みと同時に買取相場がわかるのも人気の理由だ。
【初心者向け】一括査定のデメリットをカバーした”ユーカーパック”
以上、編集部がおすすめする車一括査定を5つ紹介した。だが、肝心な一括査定のデメリットを解説していない。
一括査定サービスは中古車買取店同士が競合させるのが目的なので、必然的に買取店からの電話営業が多くなる。我先にと各社営業するために電話をかけてくるのは商売上仕方のないことである。
だが、利用者からしてもこの大量電話を懸念して利用を迷っている方も多い。しかし、高価買取を実現するなら一括査定サイト以上の方法は存在しない。
大量の電話を覚悟で、一括査定を利用しなくてはいけないが、一括査定サイトでもデメリットをほぼ解消したものが存在する。
それが「ユーカーパック」だ。
前述したが、ユーカーパックは担当者1名とのやりとりで査定から買取まで全てのやりとりが済むサービスだ。大量の営業電話は一切ない。
- 公式サイトから査定申込(概算の買取相場も表示)
- 担当者があなたの愛車を実地査定(出張査定可)
- 愛車を非公開オークションに出品し、2000社が競合
- 最高額を付けた業者を選んで車を売却する
あなたは何もしなくても、各買取業者の査定額をスマホから確認でき、競合する中古車買取店の相見積りをすべて同時に見ることが可能だ。
当サイト編集部でも実際に利用してみて、今までの一括査定サービスとは比較にならないほど手軽なサービスだと感じた。
ユーカーパックは、従来の一括査定サービスのデメリットである「交渉の手間」「一括査定後の大量の営業電話」を克服した上で高価買取が可能。よって初心者でも安心して利用できる非常に優れたサービスなのだ。
《注意》軽トラを高く売るなら”普通車と同じように売らない”
軽トラといえども同じ車である。だが軽トラを少しでも高く売るには普通車と同じような感覚で売ってはいけないのだ。普通車だと以下のようなケースでは買取額が大幅ダウンし、場合によっては買取できない場合もある。
- 事故車
- 高年式車
- 傷やへこみがある車
- 不人気カラー
もちろん軽トラも傷やへこみ、事故車などで走行に問題がある場合は買取額は下がってしまうだろうが、大幅ダウンされることは少ないのだ。軽トラは作業に支障がないのであれば、とにかく乗れればOKという感覚で購入する。
そのため売る側もその意識は持っておいたほうがいいのだ。普通車と同じような感覚でいると、事故車だから高く売れないはず、年式が古いと売れないはずと思って交渉すると、業者の言いなりになって安く買い叩かれてしまうことがあるので注意しよう。
知らないと損するかも!?
どんな車も0円以上
『廃車買取専門業者』
一般の買取業者に愛車を持ち込んで
「二束三文の値をつけられた挙句、廃車費用を差し引かれてマイナスになる…」
なんて珍しくはない。
しかし、廃車や事故車の買取専門業者なら、廃車費用もかからず0円以上で買い取りできる。
- 15年以上前の低年式車
- 15万km以上の過走行車
- 故障または不動車
- 来店不要・出張引き取り無料
- 廃車手続き代行無料
廃車買取専門業者なら上記対応が可能だ。
ここでは編集部おすすめ「全国対応可能な廃車買取専門業者」を紹介する。
【2024最新】廃車買取
おすすめランキング3選
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カーネクスト |
ナビクル廃車買取 |
ハイシャル |
対応エリア |
全国対応 |
全国対応 |
全国対応 |
買取保証 |
最低0円以上 |
最低0円 |
最低0円以上 |
手続・引取費用 |
無料 |
無料 |
無料 |
自動車税還付 |
あり |
あり |
あり |
入力の時間 |
約20秒 |
約25秒 |
約20秒 |
上記の特徴と比較表を見ればある程度わかるが、どのサービスを利用すべきか迷うはずだ。
そこで実際に当サイト編集部が廃車買取サービスを利用してみた。その結果も判断材料に加えたうえで、3つの廃車買取業者をおすすめ順で紹介する。
買取業者によって査定額は"かなり違う"。査定額に納得いかない場合は複数の買取店に依頼して、1番高い業者に売るのが高額買取のコツだ。諦めずに試してほしい。
【編集部おすすめ】
カーネクスト
- どんな車も0円以上買取
- 47都道府県全国対応・来店不要
- 出張料・引取・廃車手続きも無料代行
編集部おすすめの廃車買取専門「カーネクスト」は、低年式車や過走行、故障車や不動車などの他では処分費用を請求される車の買取を実施している。
カーネクストは、海外に輸出やパーツや資源としてリサイクルすることで価値を生み出すため、買取が可能。
もちろん廃車にかかる費用はすべて無料で、全国どこでも無料で出張引き取りできる。
状態によっては想像以上の高価買取価格がつく場合も。
愛車がボロボロなのはわかっているけど、少しでも高額買取を狙うならカーネクストがおすすめだ。
カンタン20秒で無料査定依頼ができるので、ぜひ一度試してほしい。
ナビクル廃車買取
- 費用0円でどんな車でも買取可能
- 他社で断られた車でもOK
- 出張料・引取・廃車手続きも無料代行
ナビクル廃車買取はどんな車でも査定対象で買取可能だ。
廃車手続きやレッカー引き取りや解体まで無料代行。また、普通自動車なら廃車後に自動車税の還付金ももらえる。
ナビクル廃車買取なら手軽に依頼できるので、安心して試してみてほしい。
ハイシャル
- どんな車も0円以上買取
- 全国対応
- 出張料・引取・廃車手続きも無料代行
廃車や事故車でも0円以上の買取保証の『ハイシャル』
ハイシャルは海外に輸出やパーツや資源としてリサイクルすることで価値を生み出し、買取が可能。想像以上の価格が付く可能性もある。
カンタン20秒で入力できるので、手軽に無料査定依頼できるのも評判だ。
まとめ
軽トラは普通車に比べると二束三文にしかならないと思われがちだ。特に年式が古くなると買い手はつかないのではと思う人もいるものだ。だが実際は10年経過した普通車よりも高額で買取されるのが軽トラである。
また軽トラは売却する業者によっても売却額に差が出てしまう。そのため普通車と同じ感覚でいると安く買い叩かれてしまうこともあるのだ。そのため軽トラは高く売れるという意識をもって複数の業者と交渉してみるといいだろう。