いつかは外車・輸入車に乗りたいと思っている人は少なくないはずだ。だがどのような車があるのかわからないという人もいるだろう。一概に外車・輸入車といっても非常に数が多く、またグレードによっても大きな違いがあるものだ。
ここではおしゃれな中古の外車・輸入車に乗りたいと思っている方へ、ジャンルごとのオススメの車種を紹介している。
また外車・輸入車には国産車と違うメリットやデメリットもあるため、そういった点も解説しているので購入を検討している方はチェックしてほしい。
【車種別】おしゃれな中古の外車・輸入車おすすめランキング
外車・輸入車に乗りたいと思う人は多いが、実際にどんな車があるのかあまりよくわからない人もいるのではないだろうか。ここでは車のジャンルごとにおしゃれな外車・輸入車を紹介しているので、外車・輸入車選びの参考にしてもらいたい。
【SUV】外車・輸入車おすすめ3選
日本でも人気のSUV車だが、海外市場でもSUV車は人気で多くの海外メーカーでSUV車を発売している。その中でも特におすすめしたい外車・輸入車のSUVは以下の3車種だ。
ミニ クロスオーバー
日本でも人気の輸入車の1つミニの中でも特に人気車種がミニ クロスオーバーだ。ミニシリーズの中では大きなサイズで3ドアと比べると重厚感があるが、安定感があり軽快な身のこなしは変わっていない。
現行ミニ クロスオーバーは初代よりも全長が約20cm広くなっているため、ミニでありながらゆったりとした室内が特徴でもある。そのためミニに乗りたいが、家族がいるので狭いのがちょっとという人にもおすすめだ。
おすすめのMINI Cooper SD Crossover ALL4のスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,315mm×1,820mm×1,595mm
- 排気量:1,995cc
- JC08モード燃費:20.8km/L
- 価格:483万円
ミニ クロスオーバーの新車価格は395万円から609万円、中古車価格となると年式も様々のため安いものでは40万円以下で購入できるものもあるのだ。
シトロエン C3 エアクロスSUV
シトロエン C3 エアクロスSUVはシトロエン初のコンパクトSUVである。SUVのワイルドなイメージとは違って、フォルムもボディカラーもポップで可愛らしいデザインが特徴だ。SUVのため従来のC3よりも車高が高いのも魅力の1つで、それでいて高速安定性も高い。
個性的でなおかつ可愛らしいシトロエン C3 エアクロスSUVは女性にも人気である。主要スペックとなるシトロエン C3 エアクロスSUVシャインパッケージについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,160mm×1,765mm×1,630mm
- 排気量:1,199cc
- JC08モード燃費:16.4km/L
- 価格:275万円
シトロエン C3 エアクロスSUVの新車価格は267万円から326万円、中古車価格となると国内で2019年7月から販売開始したこともあり、まだ安くはならず200万円から290万円ほどだ。
ボルボ XC40
ボルボは日本でも非常に人気でニューモデルが続々発表されているが、注目したいのがボルボ XC40である。ボルボ XC40は受注開始直後で完売してしまうほどの大人気車種で、世界的にも品薄状態だ。
見た目の重厚感はボルボそのままで、コンパクトSUVというジャンルではあるもの室内は広々として余裕がある。ボルボの得意分野でもある安全性能も抜群である。
おすすめのボルボ XC40 T5 AWD R-Designのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,425mm×1,875mm×1,660mm
- 排気量:1,968cc
- JC08モード燃費:12.4km/L
- 価格:559万円
ボルボ XC40の新車価格は409万円から649万円、中古車価格となると300万円から580万円くらい。SUV車は日本でも人気だが、ボルボ XC40はおしゃれで個性的、高級感もある輸入車となれば一択かもしれない。
【コンパクトカー】外車・輸入車おすすめ3選
コンパクトカーは日本でも人気で女性はもちろん若い方にも需要が高まっている。もちろん外車・輸入車のコンパクトカーも人気で、特に以下の3種類がおすすめだ。
メルセデス・ベンツ Bクラス
B Happy!のキャッチフレーズで日本でもおなじみのメルセデス・ベンツ Bクラス。車に詳しくない人も知っているベンツ、Bクラスはセダンに比べるとコンパクトかつスタイリッシュで都会的だ。
新型はさらに室内空間も従事しており、AI音声認識システムMBUXも搭載している。Bクラスの特徴の1つが広いラゲッジルームで、5人乗車しでも十分な広さを保っている。
おすすめのメルセデス・ベンツ Bクラス B200dのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,425mm×1,795mm×1,565mm
- 排気量:1,949cc
- WLTCモード燃費:18.4km/L
- 価格:422万円
メルセデス・ベンツ Bクラスの新車価格は427万円から484万円とコンパクトカーにしては少し高額かもしれないが、中古車だと20万円台で購入できるものもある。
ミニ
おしゃれなコンパクトカーの輸入車といえばミニだ。年齢・性別を問わず人気で日本でも長年愛されており、外国メーカー車モデル別新車登録台数ランキングで2016年から2019年までの4年連続1位を獲得しているほどだ。
街中でもよく見かける車で、シンプルかつスタイリッシュなフォルムが特徴的だ。ラインナップも豊富で、シンプルな3ドアからオープンカーモデルのコンパーチブル、ラグジュアリー感のあるクラブマン、サーキット走行ができる最上級グレードのJCWなどさまざまだ。
ミニのスタンダードとも言うべきモデル、クーパーのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:3,835mm×1,725mm×1,430mm
- 排気量:1,498cc
- JC08モード燃費:17.7km/L
- 価格:323万円
ミニの新車価格は273万円から482万円、グレードも豊富で年式も幅広いので中古車価格は20万円前後からあり、レアなミニは1,000万円を超えるものまである。
フォルクスワーゲン ポロ
輸入車のコンパクトカーで特に評価が高いのがフォルクスワーゲン ポロである。全体的に曲線を多用していることもありオシャレで可愛らしさがある車で、日本のみならず全世界で人気のコンパクトカーだ。
輸入車でありながら国産車と変わらない価格というのも魅力の1つで、それでいて世界トップレベルの安全性能を誇り、さらにはエンジンの静粛性にも定評がある。おすすめのフォルクスワーゲン ポロ TSIコンフォートラインのスペックについては以下の通りである。
★ボディサイズ:4,060mm×1,750mm×1,450mm
★排気量:999cc
★JC08モード燃費:19.3km/L
★価格:264万円
フォルクスワーゲン ポロは新車価格でも220万円から363万円万円と輸入車としては比較的リーズナブルで、中古車となれば20万円以下でも購入可能だ。
【セダン】外車・輸入車おすすめ3選
国産車のセダンの人気は低迷しておりラインナップも限られてしまうが、輸入車のセダンであれば根強い人気がある。特に人気の輸入車のセダンは以下の通りだ。
BMW 3シリーズセダン
日本でも人気のBMWだが、その中でも日本で高い人気を誇るのがBMW 3シリーズセダンだ。スポーツ・セダンという位置づけで、個性的なフォルムと若者にも人気である。
7代目のBMW 3シリーズセダンは2019-2020インポート・カー・オブ・ザ・イヤーとRJCカーオブザイヤー・インポートを受賞するなど高評価を受けている。また新型はAI音声認識システムが搭載されているのも特徴だ。
BMW 3シリーズセダンのおすすめのグレード320iのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,715mm×1,825mm×1,440mm
- 排気量:1,998cc
- JC08モード燃費:15.6km/L
- 価格:545万円
BMW 3シリーズセダンの新車価格は489万円から987万円と比較的高額だ。だが中古車となれば7年から8年落ちなら100万円前後での購入も可能である。
アルファロメオ ジュリア
アルファロメオは日本のみならず世界的にも人気が高いイタリア車である。スポーツセダンとしておすすめのアルファロメオ ジュリアは2017年に登場したのだが、初代は1977年まで生産されており、実に40年ぶりに新型セダンとして復活したのだ。
伝統の特徴的な盾形グリルにスタイリッシュかつエレガントな美しいデザインは、イタリア車らしい魅力がたっぷりで男性にも女性にも人気である。アルファロメオ ジュリアでおすすめのグレード、スーパーのスペックについては以下の通りだ。
- ボディサイズ:4,645mm×1,865mm×1,435mm
- 排気量:1,995cc
- JC08モード燃費:14.1km/L
- 価格:554万円
アルファロメオ ジュリアの新車価格は598万円から1,174万円である。また中古車価格もアルファロメオ ジュリア自体が2017年に登場したばかりということもあり年式も新しく、安くても250万円以上はするだろう。
メルセデス・ベンツ Cクラスセダン
メルセデス・ベンツは日本で一番と言ってもいいほどメジャーな輸入車である。そしてベンツの中でも王道モデルであり、日本でも長きにわたり人気車となっているのがメルセデス・ベンツ Cクラスセダンだ。
EクラスやSクラスとなるとかなりの高額になってしまうため手が出ないという人も多いが、Cクラスセダンであればそこまで高額ではないのも人気の理由の1つである。またそれでいて高級感にあふれているのも魅力だ。
メルセデス・ベンツ CクラスセダンでおすすめのグレードであるC220dローレウスエディションのスペックについては以下の通りだ。
- ボディサイズ:4,705mm×1,810mm×1,430mm
- 排気量:1,949cc
- JC08モード燃費:18.9km/L
- 価格:639万円
メルセデス・ベンツ Cクラスセダンの新車価格は654万円から717万円である。中古車となれば数も多く、7年から8年落ちなら100万円前後の価格の購入も可能だ。
【ミニバン】外車・輸入車おすすめ3選
近年、日本でも大人気なのが3列シート、多人数が乗車できるミニバンだ。外車・輸入車もミニバンは人気で、その中でも特に人気の3車種が以下の通りである。
BMW 2シリーズグランツアラー
BMW 2シリーズグランツアラーはBMW初のミニバンとして、日本では2015年デビューしたモデルだ。BMWらしく走りにこだわりがあり、7人乗りでありながらブレずに安定走行ができるのが大きな魅力である。
また長距離運転でも乗り心地は快適でファミリーで出かけるのにも適しており、広い車内も実用的である。それでいて内外装にはBMWらしさは十分に備えているのだ。
BMW 2シリーズグランツアラーでおすすめのグレードである218iグランツアラーのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,585mm×1,800mm×1,640mm
- 排気量:1,498cc
- JC08モード燃費:15.9km/L
- 価格:429万円
BMW 2シリーズグランツアラーの新車価格は423万円から531万円である。同車は2015年に発売したため、年式が古い中古車も少なく、中古車価格は安くても100万円以上だ。
プジョー 5008
SUV車に乗りたいが家族で乗るのには座席が少ない、そういった人におすすめしたい輸入車のミニバンがプジョー 5008だ。
7人乗りのミニバンでありながらスタイリッシュさを兼ね揃えたSUV風のデザインが特徴で、2列目シートは3つの座席が独立したセパレートタイプなのも魅力だ。内外装とも近未来的なデザインで、張り出したフェンダーはSUVらしい力強さを感じさせる。
また力強い加速力と安定走行は長距離運転にも最適である。プジョー 5008でおすすめのグレードであるアリュールのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,640mm×1,840mm×1,650mm
- 排気量:1,598cc
- JC08モード燃費:14.3km/L
- 価格:426万円
プジョー 5008の新車価格は460万円から568万円だが、中古車価格は7年から8年落ちのモデルだと100万円前後での購入も可能だ。
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン
日本でも人気のコンパクトカーであるフォルクスワーゲン ゴルフの設計を共有したミニバンがゴルフトゥーランである。ミニバンではあるが操縦性は高く、重量を感じさせない力強い走りが魅力の1つだ。
足回りも良く、リアサスペンションは他のミニバンほどの硬さはなく、乗り心地はミニバンというよりもゴルフを大きくした感じがある。フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランでおすすめのグレードであるTSIコンフォートラインのスペックについては以下の通りである。
- ボディサイズ:4,535mm×1,830mm×1,670mm
- 排気量:1,497cc
- WLTCモード燃費:14.7km/L
- 価格:370万円
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの新車価格は322万円から452万円である。中古車も多く、10年以上経過した車なら50万円以下でも購入可能で、7年から8年落ちなら100万円前後で手に入れることもできるだろう。
外車・輸入車を購入するメリット・デメリット
外車・輸入車は小さい頃からの憧れで五日は乗りたいと思っている人は少なくないはずだ。だが国産車と輸入車ではいろいろな面で違いがあるもので、購入を検討している人はメリットだけでなくデメリットもしっかり見極めておく必要がある。
外車・輸入車を購入するメリット
外車・輸入車が気になっている人は、デザインのカッコよさ、ラグジュアリー感があるといった魅力だけで購入したいと思っている人もいるはずだ。外車・輸入車を購入するメリットは確かに見た目のカッコよさはあるのだが、以下のように意外と知られていないメリットもあるのだ。
- 他の人と違った車に乗れる
- 走行性能が高い
- 安全性能が高い
- 年式が古くても古臭さを感じない
なんとなく車の性能は日本車の方が高いと思いがちだが、今は決してそうとは限らない。
外国では法定速度が速く、そのために走行性能が高い車が多いのだ。またそれに加えて衝突にも強いボディーやエアバックの装備など安全性能も高くなっているのである。
また日本のように頻繁にモデルチェンジするわけでもないので、年式が古くてもモデル自体は変わらないので古く感じないのも大きなメリットである。
外車・輸入車を購入するデメリット
外車・輸入車を購入する上で知っておきたいのがデメリットである。一般的な外車・輸入車のデメリットとしては以下のような点が考えられる。
- 車両価格が高い
- 故障しやすい傾向にある
- 故障した際の修理費用が高い
- 修理までに時間がかかることも
- 維持費が高くなりがち
- 燃費性能がそれほど高くない
一般的に故障しやすいといわれる外車・輸入車であるが、その一因としては外国と日本の気候の違いがあげられるようだ。外国メーカーが悪いわけではなく、あくまで日本独特の夏の高温多湿・冬の低温乾燥に合わせて作っているわけではないからである。
また維持費については日本車のようにどこ整備工場でも修理できるというわけでない上に、部品を海外から取り寄せる場合もありそういった点で高くなることが多いのだ。総合的にみると外車・輸入車の大きなデメリットはコスト面である。
外車・輸入車を購入するポイント
外車・輸入車を購入する際には、メリット・デメリットだけでなく以下のようなポイントを押さえておくといいだろう。
- 信頼できる店舗で購入
- 年式や性能をチェック
- 維持費がどれくらいかかるか把握
- 正規ディーラーがどこにあるか確認
新車であれば問題はないのだが、もし中古車を購入するというのであれば、やはり故障については考える必要がある。今は性能も高くなっているのだが、それでも日本車に乗るのと比べると若干故障しやすいというデータがあるからだ。
そのためまずは状態の良い外車・輸入車を選ぶことが重要で、そのためにも保証やアフターメンテナンスなども充実している中古車販売店を選ぶといいだろう。
また故障した際に修理できる整備工場や正規ディーラーもチェックしておくと、トラブルの際にも安心だ。
まとめ
このように外車・輸入車にもいろいろな車種・グレードはあり、さらに中古の輸入車を購入するという場合は年式や走行距離などもまちまちだ。
外車・輸入車は車好きにとっては憧れの車でもあり、チャンスがあれば購入したいと思う人も多いはずだ。だが実際は購入してから後悔する人も少なくなく、そうならないためにはメリットだけでなくデメリットなどもチェックしておく必要がある。
逆に言えば、外車・輸入車の特徴を知った上で購入すれば、何の心配もなくカーライフも充実するはずだ。