車は中古車と言えども高額になってしまうため、できれば安い車を購入したいと思うのは誰でも同じだろう。だがその一方で安く購入できる中古車は粗悪・危険なのではないかと不安に思う人も少なくない。
格安中古車は実際にそのリスクもあるのも事実だが、必ずしも粗悪・危険な中古車とは限らない。
ここでは安く購入できる良コスパの中古車を購入するポイントと、オススメしたいコスパ最強の中古車をジャンルごとに紹介しているので参考にしてもらいたい。
安い中古車は粗悪・危険?買ってはいけない格安中古車の『3つの特徴』
安い中古車はすぐ故障するのでは、購入するのは危険では思う人も少なくないだろう。もちろんそのリスクはあるため、格安中古車を購入する際には注意が必要である。ここでは買ってはいけない中古車の3つの特徴を紹介しているので参考にしてもらいたい。
【特徴1】オイルや液の漏れなどの不具合がある
まず注目したい特徴の1つがオイルや液の漏れなどの不具合がある車だ。車にはいろいろなオイルや液体が使われており、車の各部位の潤滑油としての役割やエンジンルームの冷却など、安全走行のために欠かせない重要な部分である。
もちろん、何の問題もない車であればオイルや液漏れはないため、万が一各部位ににじみ出ていたり、地面に濡れた跡がある場合には注意が必要だ。
とはいえ、夏場などにエアコンを使用すると車の下に水が垂れていることもあり、これは除湿の排水なので問題がない
これがオイルだった場合にはどのような部位であれ、何らかの異常が考えられるため購入は避けたほうがいいだろう。もちろん修理で直ることはあるのだが、その際には購入前に販売店に指摘するといいだろう。
【特徴2】修復歴が有る
中古車情報を見ていると、修復歴ありという車も時折見かけることがあるだろう。相場よりもはるかに安く販売している中古車だと修復歴ありの可能性は十分にある。
ここで勘違いしてはいけないのは、修復歴とはちょっと壁に擦って修理したということではない。ちょっとした修理であれば修復歴ありとはならないのだ。
修復歴ありとは車の骨格に関わる重要な部分を修理したということである。修復歴のある車はたとえしっかり修理していようとも、ゆがみなどが生じて好色運転などでは特に安全走行に不安が出ることもあるのだ。
修復歴については表示義務があるため、ほとんどは中古車情報をチェックすればわかるはずだ。だが中には修復歴をあえて隠して販売したり、また知らずに販売するケースもあるので中古車情報だけを鵜呑みにしてもいけない。
【特徴3】水没車・水害車の可能性がある
買ってはいけない格安中古車の特徴としては水没車・水害車がある。近年は台風や大雨による洪水・浸水被害が毎年のように報告されており、それに伴い車も被害を受けるケースも少なくない。
水没車・水害車はカビや汚れにより異臭の原因になることもあるし、各部位が錆びてしまい故障の原因となることもある。中にはショートして火災が発生するケースもあるため水没車・水害車の購入は避けるべきである。
ただ水没車・水害車は一見すると何の問題もないように見えるものだ。そして修復歴と違って表示義務がないため、水没車・水害車を誤って購入してしまうケースも考えられる。
そのため、格安中古車を購入する場合には、エンジンルームやシート、シートレールなどの状態もチェックが必要である。
安い中古車は全て「粗悪・危険な車」ではない!確認すべき『3つのポイント』
安い中古車は粗悪・危険な車と思う人もいるが、必ずしもすべてそうだとは限らない。優良中古車であっても不人気車種・ボディカラーなどによって売れにくく安くなっているケースもあるのだ。購入すべきかどうかは以下の3つのポイントを確認するといいだろう。
【ポイント1】タイミングベルトやエンジンオイルが交換されている
格安中古車となると年式も古く、走行距離も多くなっているものがほとんどである。そうなると経年劣化による部品交換が必要になってくるケースは十分考えられるのだ。その中で注意したいのがタイミングベルトやエンジンオイルが交換されているかどうかである。
タイミングベルトはエンジンのエネルギーを動力に換える部分であり、定期的な交換が必要となってくるパーツだ。メーカーにもよるが走行距離10万km、新車登録から10年というのが目安となっている。
エンジンオイルはエンジンの潤滑油であり、こちらも5,000kmまたは半年で定期的に交換が推奨されている。つまりタイミングベルトはすでに交換されている、エンジンオイルは定期的に交換されているなら格安中古車でもその点は安心していいだろう。
【ポイント2】整備点検記録簿を確認する
車は消耗品でもあり、年式が古く走行距離が多くなってくると普段のメンテナンスが重要になってくる。
つまりいくら年式が新しくても、ろくに整備も点検もしない車は故障のリスクが高く、逆に年式が古く走行距離が多くても定期的にメンテナンス・整備されていれば安心して走行できるといえるのだ。
とはいえ、誰が乗ったか分からない中古車なのだからそれを知るすべはないと思うだろう。だがそれについては整備点検記録簿を確認することで前オーナーがどのようにメンテナンスをしていたかが一目でわかるのだ。
もし整備点検記録簿にほとんど記載がないようだとオイル交換もしていない、不具合も放置していることも考えられるので、購入は考え直した方がいいだろう。
【ポイント3】購入する販売店を考える
格安中古車を購入する際には、車自体をチェックするのは当然だが販売店も検討してみる必要がある。販売店も商売であるため、中古車は早く売りたいと思っているものだ。
そのため販売店によっては修復歴を偽ったり、水没車を隠したりする可能性もゼロではない。また展示している中古車をずさんな管理をしているケースもあるかもしれないのだ。
もちろん信頼できる販売店であれば、虚偽の情報を提示する事はないし、車もしっかり整備して保管しているためたとえ格安中古車でも安心だ。
実際に中古車と言えども車の購入は人生においてそう何度も経験するものではない。そのためどこが信頼できる販売店なのかは分からない人多いだろう。そんな時には口コミをチェックしたり、大手中古車販売店を選ぶと失敗は少ないかもしれない。
安く購入できるコスパ最強のおすすめ中古車一覧
中古車を安く購入したいという人は少なくないはずだ。車にそれほどこだわりがないのであれば、車の状態が良くそれでいてコスパの良い車を選びたいだろう。ここでは良コスパのおすすめ中古車をジャンル別に紹介しているので参考にしてもらいたい。
【軽自動車】コスパ最強の中古車一覧
一般的に軽自動車は燃費も良く、自動車税などの維持費なども安くコスパを重視する人には特におすすめだ。さらに小回りもきき、街乗りもしやすいため通勤や買い物などにも適している。ここではその中でもコスパ最強の3車種を紹介している。
ダイハツミライース
コスパを重視して作られ、第3のエコカーとして人気なのがダイハツミライースだ。新車価格もリーズナブルだが中古車価格はさらに安く、特に初代ミライースは市場価格が下がっているので安価で購入できるはずだ。
また燃費も最強で通勤や普段の買い物で乗るのには特に最適な車である。ダイハツミライースの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:34.2km/L
- 維持費が安い
- 安全装備が充実している
- 旧モデルは市場価格が下がっている
- 中古車平均相場:40万円前後
狙い目は初代ミライースで、モデルチェンジがあった2017年式だと乗り出しまで50万円以下で購入できるはずだ。年式・走行距離にこだわらなければ10年落ち、10万km超で20万円以下でも購入可能である。
ホンダN-BOX
軽自動車の中でも非常に高い人気を誇るのがホンダN-BOXである。人気のため一時期は中古車価格も高かったが、今はかなりの数が流通し始めたことにより中古車価格は落ち着いてきているのだ。
軽自動車としては中古車価格は高めではあるが値下がりしにくいため、売る時も高値で買取してもらえるはずである。ホンダN-BOXの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:27.0km/L
- 室内空間が広いスーパーハイトワゴン
- 中古車市場に多数で回っている
- 旧モデルは市場価格が下がっている
- リセールバリューが高い
- 中古車平均相場:50万円から100万円
狙い目は初代N-BOXでフルモデルチェンジが行われた2017年式だと100万円前後で購入可能である。7年から8年落ち、10万km前後まで絞れば、50万円以下でも十分購入可能だ。
日産デイズ
三菱自動車と共同開発された日産デイズは発売当時から女性に人気がある軽自動車である。燃費No.1を目指して開発されたこともあり、燃費性能が高くコスパも最高である。それだけでなく2代目になると安全性能にも力を入れ、ハイクオリティーな軽自動車だ。
車高が高いハイトワゴンのため、ゆったりとした室内空間があるのも特徴だ。日産デイズの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:29.4km/L
- 車高が高いハイトワゴン
- 2代目は軽自動車初のプロパイロット搭載
- 中古車市場に多数で回っている
- 旧モデルは市場価格が下がっている
- 中古車平均相場:80万円前後
狙い目は初代デイズで、2019年にモデルチェンジしているため、それ以前の車なら乗り出しまで80万円前後で購入できる中古車もある。
【コンパクトカー】コスパ最強の中古車一覧
セカンドカーとしても人気のコンパクトカーは、サイズもコンパクトなので操作性も高く初心者ややシニア、女性にも人気の車種である。軽自動車に比べると税金などは高くなってしまうが、安全性能などは高い。ここではコスパ重視のコンパクトカーを3車種紹介している。
トヨタアクア
2011年に登場したトヨタアクアは、プリウスの技術が搭載されたコンパクトハイブリットカードして一世を風靡した車だ。最大の魅力はやはり燃費性能であり、コンパクトカーで圧倒的な低燃費となっている。
スタイリッシュなデザインも評判で、プリウスは高額で手は届かないがアクアなら購入できるとして全世代に人気の車種である。トヨタアクアの特徴としては以下の通りである。
- WLTCモード:27.2km/L
- クラストップレベルの低燃費
- 安全性能が充実している
- 中古車市場に多数で回っている
- 中古車平均相場:110万円前後
当初は新車の納車まで半年以上かかったこともあり、一時はすぐに手に入る中古車の方が高額となった時もあるほどだ。だが現在は中古車も豊富に出回っているため、比較的リーズナブルな価格で購入できる。
7年から8年落ちであれば70万円から80万円程度でも購入可能だ。
日産キューブ
日産キューブは車内スペースを重視して作られたコンパクトカーである。独特の四角いフォルムとカラーバリエーションが豊富でポップな印象があり、女性にも根強い人気だ。1998年に初代が登場し、3代までモデルがあるが2020年に販売終了している。
- 日産キューブの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:19.0km/L
- ボディカラー・インテリアのバリエーションが豊富
- 2020年に販売を終了
- 中古車市場に多数で回っている
- 中古車平均相場:40万円前後
最後のモデルチェンジとなったのが2008年であり、それ以前のモデルは年式も古くなるのでおすすめできない。
狙い目は7年から8年落ちのキューブで、デザインは変わらないので古臭さはなく、それでいて10万kmに満たない車が50万円から70万円程度で購入できるのだ。
スズキソリオ
スズキソリオは同メーカーで人気の軽自動車であるワゴンRを一回り大きくしたワゴンRソリオが前身である。全高はミニバンよりも高く、広い室内空間と走行性能が魅力のコンパクトカーだ。
コンパクトカーの中でもさらにコンパクトで視認性も良いので運転しやすいため、女性やシニアにも根強い人気がある。スズキソリオの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:24.8km/L
- 室内高が高く視認性も良い
- 後席スライドドア
- 中古車市場に多数で回っている
- 旧モデルは市場価格が下がっている
- 中古車平均相場:50万円から100万円
狙い目は2010年から2015年まで販売していた2代目ソリオだ。室内が初代より広くなっており、燃費性能も向上してコスパが良くなっている。7年から8年落ちであれば50万円前後でも購入可能である。
【SUV】コスパ最強の中古車一覧
SUVはキャンプやレジャーなどアウトドアに最適の車で、また見た目のワイルドさから街乗りでも人気がある。また車高も高く視野も広く運転しやすいため、若い女性が乗っているケースも少なくない。ここではコスパ最強のSUV車を3車種紹介している。
マツダCX-3
マツダCX-3は2015年に登場したコンパクトSUVで、マツダ車らしいスタイリッシュで美しいデザインが特徴である。ただSUVとしてはコンパクトなサイズで、新車も価格が高いということもありそれほど人気が高くないのが現状だ。
裏を消せば不人気車ゆえ、中古車価格は抑えられ同クラスの車よりもリーズナブルな価格で手に入れられる。マツダCX-3の特徴としては以下の通りである。
- WLTCモード:20.0km/L
- コンパクトクロスオーバーSUV
- 後席スライドドア
- 新車は高額だが中古車は安くなっている
- 中古車平均相場:170万円前後
コスパ重視であれば狙い目はディーゼル車だ。燃料は軽油でOKのため燃料コストを削減できる。
2015年デビューのため、年式が古い車はないため100万円以内での購入は難しいが、2015年式であれば110万円から130万円程度でも購入可能だ。
トヨタランドクルーザー プラド
国産車の本格派SUVといえばトヨタランドクルーザー プラドで、国内のみならず海外でも圧倒的な人気を誇る。山道や雪道などあらゆる環境で安定した走行性能があり、またワイルドなデザインは普段乗りとして乗るユーザーも少なくない。
人気車種であるため中古車価格は決して安くはないが、リセールバリューが高いため数年乗っても価格が下がりづらく、そういった面ではコスパは良いといえる。トヨタランドクルーザー プラドの特徴としては以下の通りである。
- WLTCモード:11.2km/L
- 国内外問わず高い人気の大型SUV
- 頑丈なボディーで本格4WDの性能が搭載
- リセールバリューが高い
- 中古車平均相場:130万円から250万円
リセールバリューを考えるのであれば10年落ち程度であれば、200万円前後でも購入できる車もあるためチェックしておきたいところだ。
スバルフォレスター
1997年に登場して以来、根強い人気を誇るクロスオーバーSUVがスバルフォレスターである。SUVにしては低重心となるため、悪路での安定走行にも定評がある。またオフローダーらしい見た目とステーションワゴンのようなフォルムはアウトドアだけでなく街乗りにも人気だ。
新車価格も他のSUVに比べるとリーズナブルなのも人気の理由の1つである。スバルフォレスターの特徴としては以下の通りだ。
- JC08モード:14.6km/L
- 重心が低く走行性能が高い
- 全高が低くステーションワゴンのようなフォルム
- 他のSUVより新車か価格が安い
- 中古車平均相場:170万円前後
狙い目は4代目モデルで10年落ちであれば、走行距離10万km以内のフォレスターも100万円前後で購入も可能だ。
【セダン】コスパ最強の中古車一覧
高級車というイメージが強く、また運転性能が高いので長時間のドライブでも快適なのがセダンだ。ファミリー層にはあまり人気がないが、シニアまたは若い年齢層には根強い人気がある。高級車のイメージはあるがコスパの良い車もあるので、ここではおすすめのセダン3車種を紹介する。
トヨタカローラ アクシオ
全世界で人気のセダンと言えばトヨタカローラだが、2006年に登場した5ナンバーセダンがアクシオである。スポーティーな見た目で若い人からも人気があり、加速性や静粛性も高く、ハイブリット車は特に燃費がいいのでコスパも良い。
トヨタカローラ アクシオの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:22.0km/L
- ハイブリット車は特にコスパ抜群
- 加速税・静粛性が高い
- リセールバリューが高い
- 中古車平均相場:100万円前後
狙い目は2012年まで販売していた初代モデルで、10年落ちではあるが50万円前後で走行距離が少ない車もある。
また2代目でも5年から8年落ちで状態のいい車が100万円前後でも購入可能で、リセールバリューを意識するならそちらもおすすめだ。
ホンダグレイス
ホンダグレイスは2014年に登場した5ナンバーのコンパクトセダンである。伝統的なセダンスタイルとスタイリッシュなフォルムの融合でカッコいいセダンとして若者にも人気だ。主力がハイブリッド車で燃費性能も非常に高くコスパも最高のセダンだ。
初心者でも扱いやすいコンパクトボディは教習車としても使われている。ホンダグレイスの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:34.8km/L
- 教習車としても使用されている万能車
- 新車価格もリーズナブル
- 2020年にて生産・販売終了
- 中古車で出回っているのはほぼハイブリット車
- 中古車平均相場:130万円前後
2014年12月にデビューし、2020年に販売終了となっているため中古車市場でもそれほど多く出回っているわけではない。
年式も新しいため格安中古車はないが、初期のものでも100万円前後で購入できるグレイスがオススメだ。
トヨタクラウン
トヨタの看板車種であり、日本でも古くから知名度がある高級セダンがトヨタクラウンである。歴史も古く初代は1955年で現行モデルは実に15代目となり、いつかはクラウンというキャッチフレーズも有名だ。
環境性能・走行性能・安全性能どれをとっても高く海外からも人気である。トヨタクラウンの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:12.8km/L
- 日本でも王道の高級セダン
- デザイン、安全性能、環境性能すべてで平均水準以上
- 旧モデルが多数で回っており市場価格が下がっている
- 中古車平均相場:250万円前後
人気車種であるため中古車市場にもたくさんのクラウンがあり、さらにグレードも多く年式も様々あるため中古車価格もピンからキリまである。中には10年落ち、10万km以下のトヨタクラウンも100万円以下で購入できるものもある。
【ミニバン】コスパ最強の中古車一覧
3列目までシートがあり、7人から8人乗れる車がミニバンで、ファミリー層にも人気の車だ。ただミニバンによっては高額な車もあり、お金をかけたくない家庭にとっては手が届かない車もある。ここではそんなファミリー向けにおすすめのミニバンを紹介している。
三菱デリカD:5
三菱デリカD:5は2007年に登場した車で、SUVとミニバンを融合させた使い勝手のいい車だ。クリーンディーゼルエンジンを搭載しており、他のミニバンと比べると燃費性能が高い。また5代目デリカとして悪路の走行性能も高くSUVとしての機能も充実している。
だが独特なフォルムは人気を二分しており、それにより新車価格は高いものの中古車価格は安くなる傾向にある。三菱デリカD:5の特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:13.6km/L
- 雪道・山道に強い走行性能
- SUVの特徴もあるオールラウンダーのミニバン
- 中古車市場に多数で回っており市場価格も下がっている
- 中古車平均相場:250万円前後
大きなモデルチェンジをしていないので、年式が古くても古臭さを感じにくい車種だ。狙い目は10年落ち程度の車で、走行距離が7万から8万kmなら100万円前後で購入できる場合もある。
ホンダステップワゴン
初代から現行の5代目までファミリー層に高い支持を受けているミニバンがホンダステップワゴンだ。乗り降りしやすい低床設定と低重心による走行安定性があり、それでいてミニバンにしてはリーズナブルな価格なもの人気の理由である。
ただインパクトに欠ける落ち着いたデザインが賛否分かれるところで、裏を返せば中古車価格も意外に低めに設定されているのでコスパ重視の方にはおすすめだ。ホンダステップワゴンの特徴としては以下の通りである。
- JC08モード:15.8km/L
- 乗り降りしやすい低床ミニバン
- ミドルサイズのミニバン
- 中古車市場の価格が低め
- 中古車平均相場:140万円前後
狙い目は年式的にも4代目モデルで、10年落ちであれば10万km以下でも100万円前後で購入できる。
トヨタエスクァイア
トヨタエスクァイアは2014年に登場したミニバンで、トヨタが高級感と上質さにこだわって作った車だ。基本性能はヴォクシー・ノアを同じで、高級感のあるインテリアが最大の特徴である。
ただユーザーにファミリー層が多いミニバンとしてはヴォクシー・ノアよりも人気が薄く、中古車価格も低めになっている。またリセールバリューも高い傾向にあるので、そういった点もコスパが良い車と言える。
トヨタエスクァイアの特徴としては以下の通りである。
- WLTCモード:13.6km/L
- ラグジュアリー感のあるミニバン
- 基本性能が同じのノア・ヴォクシーより人気薄で中古車価格が安い
- 2021年12月で生産終了
- リセールバリューが高い
- 中古車平均相場:230万円前後
狙い目は初期のエスクァイアで、乗り出しまで150万円以下で購入できるものも多い。
まとめ
このように安く購入できる中古車でも車種や年式、走行距離によっては購入してからも安心して走行できる車はたくさんある。
ただ、実際に粗悪・危険な中古車も少なからず存在しているのも事実であるため、格安中古車を購入する際には十分にチェック・注意が必要である。
とはいえ、車に詳しくない方も少なくないだろうから、なかなかその見極めができない人もいるだろう。そういう場合は車に詳しい知人に同行してもらうか、もしくは信頼できる中古車販売店選びをすると安心だ。