自動車を売却する方法にはさまざまなものがあるが、その中のひとつに「オークション代行を利用して売る方法」がある。

これはどういった方法かというと、オートオークションへ出品するということだ。

しかし、オートオークションは通常業者しか利用することができないので、一般の人が利用する場合は業者に代行してもらう必要がある。

ほとんどの場合、代行業者はUSSオートオークションに出品することになる。

オートオークションは車を高く売れる見込みの大きい売却方法だ。なぜかというと、取引の時に関わる中間業者が少ないからである。

関わるのは代行を任せる業者のみで済むので、そこの手数料さえ支払えば後はマージンが発生しない。

しかし、オートオークションにはメリットばかりではなく、デメリットや利用する時の注意点も存在する。

そのため、オートオークションで車を売ることを検討する場合、まずはそれらの情報を十分に収集してからにした方がいいことは間違いない。

高く売れそうかオークション相場を調べる

データ

いくらオートオークション代行が高く売れるといっても、いきなりどれくらいの価格がつくのかもわからないまま車を出品するのには不安がある。

そのため、あらかじめ自分の売りたい車が高く売れるかどうかを確かめるためにオークション相場を調べておく必要がある。

オークション相場の調べ方は色々あるので、まずはどのような調べ方があるのかを知り、それらを活用するべきだ。

オークサポートで調べる方法

たとえばオートオークション代行サービスを取り扱っている「オークサポート」という業者で相場を調べることができる。

公式サイトに「中古車相場検索」というコンテンツがあるので、そこにアクセスすれば利用可能だ。

ここで検索できる相場のデータは全国で行われたオークション取引を参考にされており、いくつかの情報を入力することでその情報に応じた相場がわかるようになっている。

実際に「中古車相場検索」のページに行くと情報入力フォームが出てくる。メーカーや車種、グレード、型式など、自分が売りたい車の情報を正確に入力しなければならない。

入力が終わったら「上の条件で検索開始」というボタンを押す。すると相場情報を一覧で表示させることができる。

グレードと型式が何かよくわからない場合は「選択検索へ」というボタンを押せば、手入力ではなく選択項目でグレードと型式を入力することができるので活用するといいだろう。

幅広い相場情報を表示させたければ、あえてグレードと型式を入力せずにメーカー・車種だけで検索することもできる。

検索結果が表示されたページでは上部の「価格(万円)」という項目を押すことで、車ごとの相場情報を価格順に並び替えることができる。

価格は高い順にもできるし低い順にもできるので、好みの順番に並び替えるといいだろう。

カーオクで調べる方法

オークション相場はカーオクでも調べることができる。「カーオクサポート」というサイトに行くと左上に「まず価格を調べよう」という項目が出てくる。

そこで国産車と輸入車のどちらかを選べるようになっているので、自分が売りたい車の方をクリックする。

そこからは「オークサポート」と同様にメーカーや車種、年式、型式などの情報を入力していく。これらの入力は手入力ではなくすべて選択制なので、手軽に利用できるだろう。

すべての項目を選択すると「ヤフオク!予想落札価格」と「業者オークション予想落札価格」の2つの価格が表示される。

このように「カーオクサポート」で調べられるのはどれも予想価格なので、実際の車の売却価格と差が出る可能性もある。そのため、あくまでも参考程度にとらえておくといいだろう。

また選択した車の情報によっては取引台数が少なかったり、価格の変動が激しかったりして、予想価格が出せないこともある。

その場合は別の相場の調べ方を利用するか、直接カーオクサポートへ予想落札価格を問い合わせるようにしよう。

カーオクサポートへの問い合わせの場合、無料で24時間以内に案内が来る。売却の勧誘が来るわけではないのでそこは安心だ。

オークション情報誌を利用

それからオークション情報誌で相場を調べる方法もある。たとえば、株式会社プロトコーポレーション発行の「オークション情報」という週刊情報誌では全国で行われたオークションの最新落札情報を見ることができる。

週間ペースで発行されている分、情報の鮮度が高いことがメリットだ。

ただし、「オークション情報」は古物商免許を有する事業者にしか販売されていない。一般の人は利用できないため、普通は「オークサポート」や「カーオクサポート」といった誰でも利用できるサイトで相場を調べる方法を取ることになる。

しかし、業者向けの質の高い情報が得られる分、オークション情報誌を利用できた場合、車を売る時にかなり参考になることは間違いない。

「オークション情報」の購入は年間購読であれば毎週、隔週、毎月のいずれかから可能だ。

オークションに出すときの「5つの注意点」

失敗しない車個人売買に関する4つの注意点&トラブルの回避法

オークションに出すときの注意点は実は多く、買取専門店で車を売る時と比べてより慎重にならなければいけない。

もしこれらの注意点を守らずにオークションに出品したとなれば、思わぬトラブルに遭う可能性があることを意識しておく必要があるだろう。

最悪の場合、車を高く売るどころか全然お金を得られないケースもある。

1.出品したからといって必ず売れるわけではない

オークション代行は自分で売りたい金額を決められるので、取引が成立さえすれば満足いく金額で車を売ることができる。

しかし、取引を成立させるには「その金額で買いたい」というバイヤーが現れなくてはならない。

もちろん購入を希望するバイヤーが現れなければいつまで経っても出品した車は売れ残り続けることになる。

出品する車の売却希望額を決める時のコツだが、高望みしないように気をつけることが重要だ。出品する車の相場を正確に把握し、売りたい金額とバイヤーが納得する金額のバランスをうまくとる必要がある。

オークション代行を利用する時は代行業者がいるので、プロの目線からアドバイスをもらうことも意識しておきたい。

2.車&売却代金を持ち逃げされる

オークション代行では利用する代行業者に車や売却代金を持ち逃げされるリスクがある。

もちろんオークション代行に限らず、買取専門業者に車を売る場合もそのリスクがあるが、オークション代行の方がより顕著なのは否めない。

なぜオークション代行の方が持ち逃げのリスクが高いかというと、出品時に車を代行業者に預けておく必要があるからだ。

売れるまでは手元に車がないわけなので、所有者は持ち逃げを防ぐことができない。

それから車がオークションで売れたとしても、売却代金の支払は後から行われるのがオークション代行の特徴だ。そのため、その支払いまでの期間中に代行業者が売却代金を持ち逃げする余裕は十分にあることになる。

特にオークション代行業者は小規模で事業を行っているところも多く、経営難から車・売却代金の持ち逃げを考えることもあるだけに要注意だ。

3.落札価格で嘘をつかれる

オークション代行では代行業者にオークション取引を任せる形になるため、実際にオークションがどのように行われたかを車の所有者自身が見ることはできない。

なので、オークションがどうなったかは後で代行業者に聞くしかない。

それはつまり、オークションに車がいくらで出品されたのか、最終的にいくらで落札されたのかについて代行業者の話を信じるしかないということだ。

そのため、代行業者はオークションでの車の出品価格や落札価格を隠すことができる。

売却者には安い価格を言って代金を少なく支払い、残りの代金を不当に横取りすることも可能だ。時には本当にその価格だったのかどうか代行業者を疑う目も必要になるだろう。

4.手数料が割高な業者もある

オークション代行サービスを利用する時にかかる代行手数料は代行業者が自由に決められる。

通常は一律で5万円あるいは車の売却金額の5%という風に決まっているが、これより高額の手数料を求める業者も存在することに注意する必要がある。

もちろん事前に相場を調べるなどしてオークションにおける車の売却価格がある程度わかっている場合は手数料の方式を選び分ける必要がある。

売却価格が低くなりそうであれば「車の売却金額の5%」の手数料を取る代行業者を選ぶ方がいいし、逆に売却金額が高くなりそうであれば「一律で5万円」の手数料を取る代行業者を選ぶ方がお得だ。

5.売れなくても出品する手数料がかかる

オークション代行サービスは出品した車が売れずにいる間も手数料がかかってくることが多い。そのため、車が長く売れ残れば売れ残るほど手数料が高くなってしまう。

事故車や輸入車、人気のないマイナー車種など、売れにくい条件の車を出品する場合は特に手数料を意識しておきたい。

オートオークション代行にかかる必要な費用

お金

オートオークション代行にかかる必要な費用は業者によっては非常にわかりづらくなっていることもある。なぜわかりづらいかというと、細かい項目ごとに費用の支払いを求められることがあるからだ。

それらの費用項目を把握できていないままオートオークション代行を利用してしまうと、なぜだかよくわからずに高い費用をとられてしまう可能性が高い。

不正がなく、なおかつ納得のいくオートオークション代行を実現させるためにもサービスで求められる費用の項目はすべて理解しておこう。

  • 落札料
  • 代行料
  • 出品料
  • 陸送料

これら4つを順番に説明していく。

落札料

落札料はオークションで中古車が売れた時の金額のことで、売り手にとっては支払うものではなく、受け取るものである。

しかし、オークション代行にかかる各費用はこの落札料から引かれ、残りが売り手に支払われることになるので、落札料にも各費用と同じくらい注目しておく必要がある。

また代行業者は落札時にオークション会場に対して落札成約料を支払わなければならないことになっている。

その料金を売り手が負担する場合はあらかじめ代行業者に落札成約料分の金額を支払っておくことになるので注意が必要だ。

ちなみに料金は利用するオークション会場によって異なるが、大体7,000円~20,000円程度が相場になっている。

代行料

代行料というのはオークション会場に対して支払うものではなく、オークション代行業者のサービスに対して支払うものである。

代行業者を選ぶ時はサービスの質とこの代行料のバランスを考えて候補を考えるといいだろう。

出品料

出品料は車をオークションに出品した時にオークション会場に支払わなければならない費用だ。

落札成約料と同様、売り手は代行業者に料金を渡し、代わりにオークション会場への支払い手続きをしてもらうことになる。

料金はやはりオークション会場によって異なり、相場は6,500円~20,000円程度だ。

陸送費

陸送費は代行サービスやオークション取引の関係で代行業者が車を搬送する時にかかる費用のことを指す。

たとえば売りたい車を代行業者が預かる時の、売り手の自宅から代行業者の事業所までの搬送、事業所とオークション会場の行き来、事業所から落札者の自宅までの搬送といったところで費用がかかってくる。

料金は搬送距離が長ければ長いほど高くなるので、遠隔地でオークション代行を利用する時は要注意だ。特に沖縄・離島と本州間で搬送する場合は特別料金がかかる。

相場は10,000円~50,000円程度だが、もちろん代行業者に搬送を任せなければその分陸送費は安くなる。

良心的なオークション代行業者を選ぶポイント

ポイント

オークションが成功するかどうかはオークション代行業者が持っているノウハウやスキルにかかっている。

優秀なオークション代行業者を見つけることができれば高額で落札される可能性を高められる。

またそもそも車や売却代金を持ち逃げしたりしないような良心的なオークション代行業者を選ぶのが大前提だ。

良心的なオークション代行業者を選ぶポイントはいくつかある。

  • 資本金
  • 会社の歴史・実績
  • 営業マンの対応

これらのポイントを押さえておけばまず悪質なオークション代行業者に当たることはないだろう。

資本金

資本金は会社の設立時に用意された資金のことである。そのため、資本金が多い代行業者であれば潤沢な資金がある分、倒産や持ち逃げをしなくてはならないような状況に陥る可能性が低くなる。

資本金はどこで見れるかというと、基本的に代行業者の公式サイトの会社概要のページに記載されている。

代行業者の公式サイトに行った時は真っ先にこの項目をチェックしておくといいだろう。

ただし、資本金はあくまでも会社がスタートした時の資金なので、資本金が高いか低いかだけを見て業者の良し悪しを決めるのは避けた方がいい。

資本金がいくら高くても経営次第でそれがなくなってしまうこともあるからだ。

会社の歴史・実績

オークション代行業者選びでは会社の歴史・実績を見ることも重要なポイントになる。というのも、会社の歴史・実績を見るとその会社の真実が明らかになることも多いからだ。

オークション代行業者が依頼を受けるには他のいくつものライバル業者に勝つ必要がある。そのためには他のライバル業者より優れた点がサービスになくてはならない。

会社の歴史・実績にはそのサービス向上のための努力の軌跡があるといっても過言ではない。

営業マンの対応

営業マンの対応を見ればどのような会社なのかをある程度予想することができる。営業マンはいってみればその会社の「顔」であり、対応が優れている営業マンがいる会社ほど良心的だ。

まず電話対応だが、言葉遣いや態度が丁寧かどうかを見てみよう。これらは初歩的な社会人マナーとして身につけるべきものなので、できていなかった場合、ろくに社内教育が行われていない可能性がある。

ろくに社内教育が行われていない業者がまともなサービスを行うとは考えにくい。特に不機嫌な対応やしつこい勧誘をしてくる場合は利用を避けた方がいい。

実際に顔を合わせての対応であれば挨拶や身だしなみを見ておくといいだろう。これらがしっかりできていないと営業マン以前に人としての常識を疑うことになる。

手軽に売るならオークション代行よりも買取専門に依頼する

交渉中に握手する

このようにオークション代行はオークションを通じて車を売らなければならなかったり、代行業者が良心的かどうかを確かめなければならなかったりするので、手軽さという面ではデメリットがあるといわざるをえない。

そのため、面倒ごとを避けて手軽に売りたい場合はオークション代行よりも買取専門店に依頼する方が賢明だ。

ただし、買取専門店は買取専門店でデメリットもある。それはオークション代行と比較して車を高額で売却できない可能性があるという点だ。

なぜかというと、買取専門店は車を売る人に対して150,000円~200,000円程度の高額マージンを請求するからである。それではたとえ高く売れたとしても車を売った人の取り分がどうしても少なくなる。

またマージンは買取専門店によってバラつきがある。150,000円~200,000円程度というのは最低額の相場であって中には数十万円以上の手数料を請求されるケースもある。

そのため、買取専門店を利用する時は必ずマージンがいくらになっているのか、追加料金はないのかといったことについて注目しておく必要があるだろう。

車買取店なら安心と確実に売れる

車買取店のメリットは安心できることと確実に売れることである。たとえば、手続きを代行してくれるサービスがある。

何の手続きかというと、車を売る場合、名義を売り手から買い手に変更する移転登録が必要なのだが、それを代わりに行ってくれるのだ。

移転登録時に発行される「名義変更通知書」もしっかり売り手の元へ送ってくれる。

それからオークションでは購入者が現れるまで車を売ることはできないが、車買取店であれば購入者は決まっているので、後はその買取店と交渉を進めるだけで車を売ることができる。

お互いが歩み寄りさえすれば交渉が決裂することはほぼないはずだ。もし車をスピーディーに売りたければオークションよりも車買取店の方が良いのは間違いない。

車一括査定ならオークションより高く売れる可能性大

通常、車買取店はオークションより高く車を売るのは難しいが、車一括査定を利用すれば話は別だ。

そもそも車一括査定とは何かというと、複数の車買取店に一括で査定依頼を出すことを指す。

車の一括査定サービスはその手軽さと、高額査定の出やすさから急激に成長したサービスだ。

結果、年間数十万台の取り扱い規模となり、中古車販売店や新車ディーラーでの“下取”ではなく、買取専門店での“買取”という自動車業界においての新しいビジネスとして市場が確立、消費者からの多くの支持を得て市場を拡大して参りました。

依頼した車買取店の査定がすべて終わった後、その中から最も高い買取額を提示した一社だけを選んで車を売却できるので、高額売却をしやすいメリットがあるのだ。

しかも.車一括査定は査定額を買取店同士で競合させられる利点もある。車を買えるのは当然一社だけなので、買取店はなんとしても自社に売ってもらうために必死になる。

そのため、「他の買取店が~円といっているならウチはそれ以上の額を出す」というように査定額アップを引き出すことができるわけだ。

車一括査定を行うには車一括査定サービスを提供しているサイトにアクセスする必要がある。こういったサイトは複数あるので、それぞれサービスの特徴を比較しながら利用するサイトを決めるようにしよう。

申し込みはサイトフォームで売りたい車の情報と所有者の個人情報を入力することで行う。入力した住所に近い買取店がピックアップされるので、その中から査定を受けたい買取店を複数選べばOKだ。

申し込みが終わると指定した買取店から電話やメールで連絡が来る。これらの連絡は自分でひとつひとつ対応しなければならないので、指定する買取店の数には注意しよう。

まとめ

オートオークション代行は事業者しか利用できないカーオークションに代行業者を通して車を出品する方法だ。

このサービスを利用すると発生するマージンが少ない分、買取店よりも車を高く売ることができる。

しかし、オークション代行にはさまざまな注意点があることも忘れてはならない。特に売れない可能性があること、売れない間にも手数料がかかることは必ず意識しておきたい。

なかなか売れずにいると手数料のせいで買取店で売るよりも儲けが少なくなる可能性がある。

またオークションに車を出品している間、車は代行業者が管理することになる上に、落札後は売却代金を一度代行業者が預かるために車や代金を持ち逃げされるリスクがあるのも問題だ。

これらのデメリットが怖い場合は買取店で車を売る方がいい。買取額はオークションよりも少なくなるかもしれないが、安心かつ確実に車を売ることができる。

また車一括査定を利用すれば買取店でも車を高く売れる可能性が高くなる。一括査定で買取店同士に査定額を競合させれば、どんどん査定額を釣り上げていくことができるからだ。

車一括査定サービスを取り扱っているサイトにはいろいろなところがあるので、まずはそれらから利用するサイトを選んでみるといいだろう。