最近はインターネット上で、自動車を無料査定するというサイトをよく見かけるようになりました。

気軽に利用できるということで、多くの人が依頼をするようですが、多数の業者から勧誘の電話がしつこくかかってくるという声を聞くことがあります。それは本当でしょうか。

結論を先に述べるなら、何度も何度も電話がかかってくることは事実です。実際一括査定のサイトには、多数業者からの電話がくることを目立たないように記している場合が多くあります。

それで依頼者が気付いていようがいまいが、サイト上で査定をお願いすれば、勧誘の電話はほぼ必ずかかってくるのです。また同時に、サイト利用者側としては軽い気持ちで査定を依頼しているため、「そんなに電話がかかってくるなんて思わなかった」と戸惑い、余計にしつこく感じることもあるでしょう。

査定のためのインターネット上のサイトは、事業者が顧客を探すためのもので、上手に利用すれば、時間をかけずに複数事業者からの見積もりがとれるなどの利点もある。しかし、「たくさんの業者から勧誘の電話や訪問がある」「自分の車の価値を知りたかっただけなのに勧誘がしつこい」といった相談が寄せられている。

車一括査定サイトは車をより高く売るためには非常に便利な一面もありますが、予想している以上に電話がかかってくるかもしれないという事実を踏まえて、利用する必要があります。

では実際のところ、どの程度の頻度で勧誘の電話がかかってくるのでしょうか。

車一括査定の電話の量は想像以上に多い(夜9時以降はJPCUにより規制済み)

一括査定サイトを利用すると、業者からの電話がたくさんかかってきますが、その頻度は想像を上回ると感じている方がほとんどです。

このサイトを利用するためには、まず個人情報を入力する必要があります。例えば愛車に関する情報や自分の連絡先などの登録を行います。中には登録後、なんと10秒もしないうちに勧誘の電話がかかってくることさえあるのです。

しかも1件目の業者と話している間に、キャッチホンが頻繁に入ってきます。1件目の電話が終了した時点で、10~15件の不在着信が入ることもあるでしょう。もちろん仕事中であろうとお構いなく、電話をとるまで頻繁にかかってきます。

数年前まではたとえ真夜中でも電話が鳴ることがあったようですが、今はJPUC(日本自動車購入協会)と呼ばれる団体によって規制されているので、21時以降は勧誘の電話は原則かかってこないことになっています。

JPUCとは、車買取業者と消費者との間のトラブル軽減のため、契約や勧誘などに関するルール作りを行っている団体のことです。

もし21時以降に買取サイトに個人情報登録を行ったなら、翌朝8時以降一斉に勧誘の電話がかかってくることになるでしょう。

【事例】実際に勧誘の電話がかかってきた方の体験談(SNS)

査定額を知りたいだけ、でも買取店も営業だから仕方ない

現在査定サイトを利用している人は100万人を超えると言われていますが、利用者の中にはそもそも車を売るつもりはなく、興味本位で愛車がどれくらいになるのか知りたいという人も少なからずいます。

ところが買取業者側としては一括査定サイトに登録料を支払っており、経費をかけて査定を行っています。ただ査定サイトを利用してもらっただけでは1円にもなりませんし、それどころか経費だけがかさんでいきます。

登録された情報主にアポイントメントが取れて初めて、実際にその車を査定させてもらうことができ、うまくいけば利益を上げることができます。このように買取業者もリスクを背負っているため、熱心に営業を行うのも仕方ないことなのかもしれません。

ではこれから、一括査定サイト利用者に勧誘電話をかける査定業者側の事情、しつこい電話への対処法、勧誘電話がかかってこない査定依頼方法などを順に見ていきましょう。

電話がたくさんかかってくる理由!1社目に売る人が多いから

電話に出る人

サイトに登録した途端、わずか数秒で連絡がくる一番大きな理由は何でしょうか。それはユーザーと最初にコンタクトを取ることができた買取業者こそが、自動車売却を成立させられる可能性が圧倒的に高いという理由です。

インターネットの車一括査定サイトの利点は、複数の業者に見積もりをして一番高く買い取ってくれる業者を選べることであるのに、利用者は意外にも最初に接触した業者への売却を決めることが多いのです。

買取業者サイドはこのことを熟知しているので、我先にファーストコンタクトを取ろうとします。ではなぜサイト利用者は、比較もせず1社目で売却を決めてしまうのでしょうか。それは買取業者の「今すぐに契約すれば、プラス○○万円上乗せします。」という言葉に弱いからです。

しかしその本意は、別の業者とコンタクトを取らせたくないためであって、業者側はちゃんと利益が出るようになっているのです。

もし車一括査定サイトを利用するのであれば、即決することを避け、複数の業者の見積もりを考慮に入れる必要があるでしょう。

車一括査定のしつこい電話を防ぐ方法

車一括査定サイトを一度利用しただけで、頻繁に電話がかかってくることに抵抗を感じる方も多くおられることでしょう。しつこい勧誘電話を防ぐための良い対処法として、3つの方法をご紹介しましょう。まずは一度電話に出るという前提で解説します。具体的には、

  • その後電話がかかってこないように断る方法
  • そもそも電話に出ないというパターン
  • 買取店にキャンセル依頼する

これら3つの方法です。では順を追ってみていきましょう。

電話に出る場合

たとえ勧誘の電話を一度無視したとしても結局その場しのぎで、その後もしつこい電話に悩まされることになるでしょう。ではどうすれば電話がかかってこなくなるかと言えば、それは業者側が電話をかける理由をなくしてしまうことです。

サイトを一度利用した人イコール車売却の可能性を秘めた人と言えるので、車を売らないというはっきりとした意思表示がない限りは、売却の可能性を求めてずっと電話がかかってくることになります。

それで業者側に「この人には電話をかけても無駄だ」と思わせることが必要です。でも電話口で一体何と言ったら良いのでしょうか。効果的な断り方を4つ見てみましょう。

1.既に車を売ってしまったと伝える

まず最も効果的な断り方は、「既に車を売ってしまった」と伝えることです。それはつまり、業者側が買い取りたいと思っている車が、もう先方の手元にないということになるからです。

1台でも多く買い取りたい業者にとって、既に車を手放してしまったお客さんにかける時間はありません。即座にあきらめ、二度と電話をかけてくることはないでしょう。

それを伝えたとしても「いくらで売りましたか?」とか、「さらに高値で買い取れます。」などと粘られることがあります。そのような場合でも、はっきりと「結構です。」と伝えるようにしましょう。

ただ、査定依頼を登録した直後にかかってきた電話でこのように答えるなら、かえって業者に疑われてしまい、話が長くなる可能性もあるので注意が必要です。

2.売ることをやめたと伝える

もう1つの有効な断り方は、「売るのをやめた」と伝えることです。こちらも前述の方法と同様、車を買い取るという買取業者の目的を失わせることができるため効果的です。

具体的には「やっぱり売らずに次の車検をうけることにした」「親戚に譲渡することにした」と言うと良いでしょう。

親戚や友人が乗ることになったと伝える場合のポイントは、「無料で譲ることにした」ということです。「売る」という表現を使ってしまうと、「もっと高く買い取る」などと、業者側に営業の余地を残してしまうことになりかねません。

車一括査定サイトを利用したからといって、必ず車を売る必要はないので、申し訳がらずに堂々とこの理由を述べることができます。誰にでも自分の好きな方法・タイミングで愛車を手放す権利があるのです。

3.メールで要件を言ってほしいと伝える

インターネットでの車一括査定サイトは、電話での連絡が主な方法となっているのは事実ですが、メールという方法も実は可能なのです。

それで最初の電話にて、「これから先の連絡は、メールに限定してほしい」と伝えることができます。業者側にこの方法をすんなりOKしてもらうために、「車を売るタイミングで、こちらからメールを差し上げます。」と伝えるとよいかもしれません。

もちろん本当に車を売るときには、メールでのやり取りだけでは不十分です。そのときは、業者と電話連絡を取る必要があることも覚えておきましょう。

連絡をメールに限定するならば、勧誘の電話が頻繁にかかってくることに比べ、かなりストレスが軽減されることでしょう。

4.愛車の概算額が知りたかっただけと正直に伝える

さらに別の断り方として、「いくらで売れるかおおよその金額を知りたかっただけ」と率直に伝えることができます。これはつまり、こちらとしては愛車を売るつもりがないという意思表示をしていることになります。

業者側はどんな理由にせよ、売るつもりがないと分かれば、あきらめてくれることでしょう。

もし本当に最初から愛車を手放す気がないなら、車一括査定サイトを利用するのではなく、概算額のみをすぐに提示してくれる業者を選ぶことおすすめします。そうすれば度重なる勧誘の電話にイライラすることを避けられます。

電話に出ない場合

ここでは鳴り続ける勧誘の電話に出ないという対処法について取りあげます。これも1つの手ではありますが、前述の方法よりは少し効果が落ちるかもしれません。

なぜならば買取業者としては、まだ車売却の可能性のあるお客さんを放っておくことはできないからです。

たとえ電話に出ずやり過ごしたとしても、それは一度限りの対処にすぎず、売却の可能性が消えるまでは電話が何度もかかってくることになるでしょう。

1.着信拒否する

もしある特定の業者からしつこく電話がかかってくるのであれば、その番号を着信拒否にすることができます。着信が拒否されていることが分かったなら、業者側もあきらめてその番号からはかけてこなくなることでしょう。

ただし買取業者はいくつも番号を持っていることがあるので、特定の番号を着信拒否にしても別の番号からかけてくるかもしれません。その場合は、自身の電話に登録されていない番号からの電話は、一切受けないという設定にすることもできるでしょう。

しかし知らない番号はすべて買取業者だとは言い切れないので、まったく電話を受けないことにするというのも、それなりにリスクがあることも否めません。着信拒否の設定を行ってから1週間以上間をおいて、その後設定を解除することも可能です。

2.電話に出ない

電話に全くでないというのも1つの方法です。これは買取業者側との根競べをしているような状態になります。忍耐強い方はこの方法を試してみることができるかもしれません。

しかし前述の着信拒否の場合と同様、知らない番号からの重要な電話である可能性も否定はできませんので注意が必要です。

電話を無視し続けるとしても、やはりいつかは電話に出て、査定の依頼を断らなければならない時が来ます。でなければずっと鳴り続けることになってしまうかもしれません。

つまり、これは最善の対処法とは言えないでしょう。

キャンセル依頼を買取店にする!でもこれは正直面倒

買取業者からのしつこい電話への対処法の1つに、問い合わせ窓口よりキャンセル依頼を行うという方法があります。でもこの方法は、正直面倒です。

たとえば、「簡単車査定ガイド」の問い合わせ窓口からキャンセル依頼を行う場合、電話をかける必要はないものの、キャンセルする具体的な理由や詳細な個人情報、さらにサイトの利用日なども入力する必要が生じます。

窓口画面にも記載されていますが、問い合わせが殺到して対応が遅れたり、問い合わせ内容によっては情報の処理に時間を要することがあったりします。

また「ズバット車買取」の窓口であれば、まず自分の個人情報を入力し、一度メールを送る必要があります。その後本人確認が行われ、業者からのメールをこちらが受信するという流れになります。そうして初めて、連絡停止依頼が出せる状態になるのです。

これらの手続き画面は、スマートフォンでの表示に対応する形式となっていないため、パソコンを使用して入力しなければ余計に面倒なものとなるでしょう。

また、キャンセル依頼のシステムそのものがない車一括査定サービスもありますので、利用する前にその点を十分確認してください。

電話がかかってこない車一括査定はあるのか?

メールを選ぶ人

誰もが、とにかく一円でも高く車を売りたいと考えています。車一括査定はその目的を達成する点ではとても良いシステムですが、勧誘の電話が多すぎるというのが最大の難点といるかもしれません。

もし車を高く売れる業者を探しつつ、なおかつ電話がかかってこない一括査定方法があれば良いと思いませんか。実は最近、電話が基本的にかかってこないことを売りにしている一括査定サイトが出てきています。

ここではその方法について以下2つをご紹介します。

  • メールを連絡手段といて使う方法
  • オークション形式で査定を行う方法

まずメールでの連絡を主な手段として用いるという方法があります。もちろん電話を全く使用しないで一括査定を行うことは原則できませんが、電話での連絡の数を減らすと同時に、メールの比率を増やすということが可能です。

さらに別の方法として、オークション形式での査定を行うという方法もあります。では具体的に見ていきましょう。

【編集部おすすめ】カーセンサーにてメールのみの受付で申し込む

一括査定業者からの勧誘電話を減らす有効な方法は、カーセンサーにてメールのみの受付で申し込むということです。

ここで注意点が1つ。連絡方法をメールに限定することを忘れないようにしてください。ただ申し込んだだけでは、勧誘の電話がかかってくることになります。

まず、カーセンサーのHPにアクセスしてください。車の情報や個人情報を入力すると、査定依頼可能な買取店のリストが出てきます。多数業者が出てきても4社ほどに絞って、あとはチェックを外すことをおすすめします。査定依頼数が多いと対応に時間がとられることになるからです。

次の申し込み内容入力画面で、左下に任意項目というところがあります。そこをクリックすると、連絡希望時間帯という欄がありますので、そこに「メールのみで希望」と入力してください。これで業者からの連絡をメールのみに限定することができます。

流れをまとめると、

  1. カーセンサーのHPにアクセス
  2. 車の情報や個人情報を入力
  3. 査定依頼可能な業者を4社程度に絞る
  4. 次の申し込み画面で左下の任意項目をクリック
  5. 連絡希望時間帯に「メールのみで希望」と記載する

ただし勧誘の電話が全くゼロになるとは限りません。申し込みと同時に、自動でコールされるシステムになっている業者もあるため、電話がかかってくることもあります。

しかし、他の車一括査定サイトのように、しつこい勧誘の電話に悩まされることはほとんどないでしょう。

またカーセンサーは勧誘の電話がかかってくる日時を指定することのできる唯一のサイトです。仕事中など応対の難しい時間帯にかかってくる電話を減らせるだけでも、かなりストレスを軽減することができます。

オークション形式の車一括査定で申し込む

つぎにオークション形式の車一括査定に申し込む方法を見てみましょう。

オークション形式の査定なら、私達が時々面倒に感じる自動車買取業者との連絡や交渉を、代理店にしてもらうことができます。その代理店に対して複数の買取業者が競売を行うので、結果として一番高く買い取ってくれる業者を負担なく見つけることができます。

このオークション形式の最大の利点は、サービス代理店との電話のみで実際の車売却にまでたどり着けることです。

当然代理店の方はこの業界のプロなので、私達が直接買取店と交渉するよりもずっと確実な結果を出してくれるでしょう。特に交渉が苦手な方や、車に詳しくない方にはおすすめの方法です。

オークション形式の車一括査定なら個人情報を開示しなくて済む

今の時代、自分の個人情報を見知らぬ業者に開示することに不安を覚える人は少なくありません。しかしオークション形式の車一括査定の場合、代理店に個人情報を登録するものの、買取業者に対しては自分の個人情報が公にされることはありません。

開示されるのは自分の自動車の詳細な情報のみとなっています。

ちなみに代理店に対して入力する情報は、車種や年式、自分の名前や電話番号、査定希望日時といった簡単なものだけです。

オークション形式と聞くと、悪質なエントリーを恐れる人もいますが、このオークションは一個人の取り引きではなく、登録されている買取会社のみとのやり取りになりますので、その点も安心です。

さらに、自動車の情報がかなり多くの買取業者によって考慮されるため、たとえ年式が古くその他の条件が悪くても、それなりの値段がつきやすいというのも利点です。

申し込み方法が簡単で、なおかつ個人情報に関するセキュリティーも高く、頻繁な電話に悩まされることもないオークション形式での査定も選択肢の一つに入れてみてみよう。

オークション形式の代表は「ユーカーパック」でも買取額が低くなるデメリットもある

オークション形式の車一括査定サイトの代表格は、ユーカーパックです。これは2016年4月に始まった比較的新しいサービスですが、1回の査定を受けるだけで多くの買取業者からの価格を提示してもらえる、非常に優れたシステムとなっています。

ユーカーパックとの電話連絡も基本的には最初の1回だけです。本当に車を売るためには、車をガソリンスタンドなどで査定してもらう必要があります。

時々ガソリンスタンドでユーカーパックの看板やのぼりを見たことがあるかもしれません。そこで30分から1時間ほどの無料査定を受けることができ、その時に提示された査定額をもとに、全国1000以上の業者が競売を行って、買取依頼が手元に届きます。

最終的に入札額を自分で確認して、どこに売るかを決めることもできます。上記で述べた通り、どんな状態の車であってもそれなりに値が付くという利点がありますが、気を付けなければならないこともあります。

それは意外に買取額が低くなるというマイナス面があるということです。たとえばオークション形式でない一括査定であれば、ユーザーとの直接交渉によって買取額が決まるため、買取希望額を高めに伝えることもでき、業者側もある程度価格に関して妥協する可能性があります。

しかしユーカーパックの場合、プロの査定士が出した情報をもとに買取店が入札するため、金額が交渉によって大きく跳ね上がることはありません。

まとめると、交渉に自信があるのなら一括査定サイトを使って直接交渉を、自信がないのであればユーカーパックなどオークション形式の一括査定を使って買取依頼をするのがよいでしょう。

一度電話を取り上手に断るのが早い!買取業者が納得する理由を

納得した人

これまでで、車一括査定サイト利用時にありがちな頻繁な勧誘電話への対処法について考えてきました。

買取業者からの電話を極力少なくする方法や上手な断り方、またカーセンサーを利用して連絡方法をメールのみに限定するという方法などをご紹介しました。勧誘の電話でお困りの方はぜひお試しください。

買取業者は営業のため、売却の可能性がなくなるまで勧誘の電話をかけてきます。着信拒否にするなど、電話に出ないという方法も1つの手ではありますが、最善の対処法は一度電話を取って、相手が納得する理由をきちんと提示することです。

その方がお互い嫌な思いをすることもなく、スムーズに決着をつけることができるでしょう。