買い替えなどでマイカーや社用車などを買取に出す場合、ディーラーや買取業者の店舗で持ち込み査定するほか、出張査定を選ぶ事も可能だ。
出張査定に対応している業者には車買取専門店や中古車センター、車一括査定などがある。
車の出張査定 | |||
---|---|---|---|
メリット | デメリット | ||
空いている時間を利用して自宅や駐車場で簡単に査定ができる | 査定料が必要な場合も(※一括査定サイトは無料) | ||
複数の買取業者を競合させて査定額を吊り上げることが可能 | 査定額を巡るトラブルなどが報告されている |
出張査定で注意したいのが、トラブルだ。「査定に来た業者が成約するまで帰らない」「契約完了後に買取額を変更する」といった相談が国民生活センターに寄せられている。
一括査定サイトなら出張査定のデメリットを解消し、メリットを最大限に活かすことができるからだ。
ネットの一括査定や買取店舗に電話して出張査定
出張査定で最もメリットがある方法に、ネットの一括査定サイトの利用がある。複数の一括査定サイトが運営されているので、目ぼしいところを2,3サイト選んで申し込む事ができる。
申し込み方法はフォーマットにマイカー情報を含む若干の個人情報を入力するだけ。
また買取専門店や中古車センターでも出張査定をしているので、電話をして自宅などに来るようにお願いする事も可能である。
出張査定の日時を決める!後日確認電話あり
出張査定を申し込む際のポイントは、日時と場所である。査定自体は15分もあれば完了するが、価格交渉や買取手続きなどの必要を考えると1時間ぐらいの猶予は必要だろう。
そこで自分が確実に対応できる休日などに時間を取る事がポイントだ。なお、一括査定の場合は2,3社の業者に同時に来てもらう事が多いので、出張査定の時間配分にも気を付けよう。
査定の場所については、大体は自宅や駐車場を選ぶケースが多いが、職場に呼ぶ事もできる。日時が決まったら当日を待つだけだが、時に業者からの確認電話もある。
出張査定日時に買取業者が訪問(査定30分程度)
一括査定サイトでアクセスしてきた買取業者に出張査定を依頼した場合、ほとんどの業者は約束した時間の10分前には来てスタンバイをしているものだ。そのため、こちらも時間厳守で対応したい。
そこで査定に出す車と車検証等の必要書類を前もって揃えておこう。
査定の所要時間は30分が目安となる。その間に車のチェックをして、査定額の提示とその理由等が説明される。
これは買取専門店や中古車センターの出張査定でも同様だ。もし同時刻に複数社を依頼する場合は、30分以上の余裕をもってスケジュールを立てるといいだろう。
交渉が折り合えば売却契約書を締結
こうして出張査定を受け、買取価格の交渉なども思うようにいった場合は、その場で売却契約を結ぶ事ができる。もちろん交渉決裂はよくある事で、その際は別の業者に出張依頼をすれば良い。
高額な取引なので納得のいく形で売却するべきだ。
売却契約の締結には、複数の書類作成が必要となる。前もって準備する書類は全部で6種類。車検証・納税証明書・自賠責保険証・実印・印鑑証明書・リサイクル券である。
もし必要書類がない場合は、再発行をする必要がある。そして売却譲渡のための名義変更といった書類を作成するが、業者がほとんど記入するので心配はない。
引渡しから入金
売却契約書を締結され、全ての必要書類が揃えば、後は業者が車を引き取っていく。買取査定から引渡しまでは1時間もあれば終わってしまうのが普通だ。
売却後の入金については、基本的に指定の銀行口座への振込となる。入金までのタイムラグは業者によってまちまちであるが、一般的には1週間前後を見ておくといいだろう。
最近はスピーディになって、早い場合で3営業日ぐらいで振り込まれるケースも多く見られる。ただし1週間ぐらいは待つつもりでいるといい。だがそれ以上遅れる場合は、一度確認の電話を入れる事も必要だ。
【参考】出張査定にかかる時間
一般的に出張査定の当日に掛かる所要時間については、スムーズに事が運ぶ場合は、車の査定チェックに15分前後、そして買取の査定額算出に5分前後と20分も掛からずに査定額が提示される。
実際に車の検査は走行距離と製造年月日、それにエンジンルームなどの油漏れ跡や事故歴の確認、車内インテリアの状態チェックぐらいで実にシンプルなものだ。
そして査定額の説明と価格交渉がなされ、買取の有無を決めるまでに30分が目安となる。ここまでを出張査定の所要時間と見る事ができるだろう。
それで買取が決まれば、必要書類の作成をして契約の締結がなされ、車が引き渡される。つまり査定から引き取りまでのトータルタイムは、大体1時間を見ておけば十分である。
出張査定のメリット
出張査定のメリットは、自分の空いている時間を利用して自宅や駐車場で簡単に査定が得られる事だ。
普通、買取査定を受ける場合はわざわざ店舗へ車で行って、順番を待ちながら査定を受ける必要がある。特に土日は混んでいる事も多く、2,3時間待たされるのもざらだろう。
それで1日かけて2店舗ほどで査定をしてもらって、後は面倒になってその場で決めてしまうユーザーは少なくない。それでは高額査定を捉えるどころか、相場価格にも至らない結果になりかねない。
しかし一括査定サイトで自分の車に興味のある業者を幾つか選びだし、その中でいい値を付けてくれそうな2,3社に出張依頼をかけるなら、価格交渉もしやすく、望みの査定額をゲットしやすくなる。
【メリット1】忙しくて時間がなくても自宅で査定
車の買取で最も面倒なのが、時間を取って近隣の買取専門店や中古車販売店を回って査定を受ける事だ。近隣に複数の買取業者の店舗があれば良いが、そう都合よく店舗が集まっている事はない。1日かけて1,2店舗を廻る結果になるのだ。
特に忙しい方は休日ぐらいしか予定が取れずに、それで他の査定希望者の中で順番待ちをしなければならないのが常である。だが前もって出張査定を予約していれば、約束した時間の1時間前後を空けておくだけで良い。
場所も自宅を指定しておけば、前もってマイカーの洗車・クリーニング・メカニカルなチェックを済ませるのも簡単だし、後は自宅でくつろいで業者を待つ事もできる。実はこの余裕が高額査定には大事なポイントだ。
車のクリーニングでは室内の臭いとエンジンルームのオイル跡には要注意で、そこをじっくりと掃除しておけるからだ。また交渉でも自宅でくつろいでいた方が有効である。
【メリット2】出張査定は自宅以外の場所でも査定は可能
では、出張査定を自宅以外で指定する事が可能だろうか?答えは充分に可能である。よくあるケースとしては、勤め先に来てもらうパターンがある。それで昼休みの時などにササッと査定をしてもらう方は少なくない。
その場合はマイカーで通勤をする必要があり、駐車スペースに関してもちゃんと確保する様に準備をしておくべきだろう。また自宅に駐車スペースがない場合は、普段利用している駐車場に来てもらう事も可能である。
ただし注意しておく事として、約束した時間は絶対に守る事、ここを疎かにすると良い査定額が得られ難くなるし、交渉時に話がスムーズに進まない事がある。
その他にも、査定をする上で支障が出ない場所であれば、基本的に来てもらう事ができるであろう。
【メリット3】同時査定による買取業者の競合
出張による買取査定を受ける時に最もメリットになるのが、複数の買取業者に競合してもらう事である。この点では、地元の買取専門店や中古車センターでは期待ができない。
自分で店舗を回っては査定を受けるので、それぞれの買取査定額を互いに競わせるための交渉も難しいだろう。
だが一括査定サイトの場合は、あらかじめ複数の業者が参加する前提になっていて、購入希望者が被れば当然価格競争をする様に設定されているのだ。
また出張査定時間をわざと連続する様に予約して、他の業者と顔を合わせる仕掛けも可能になる。こうして3~5社を一堂に集めて出張査定させるケースは少なくない。
これで、本気で購入したい業者が買取価格をつり上げてくるし、自分から交渉する時にも話が進みやすいというメリットが生じるのだ。
出張査定のデメリット
この様にメリットの多い出張査定サービスではあるが、実は気を付けるべきデメリットもある。それは買取業者間でひそかに談合し合うケースだ。レアなケースとはいえ、顔を合わせた業者同士が暗黙の了解で上限額を下げてしまう事がある。
査定スタッフは同じエリアを毎日回っていて、互いに顔馴染みになり易い。そこで事前に話を付けてしまうのだ。
例えば初めの業者が低めの査定額を提示する。後の業者たちはその価格を元に査定価格の交渉を進める為に、どうしても欲しいという業者がいない限り、得てして安値で買取られる事になる。
防止策としては、出張査定のグループを2つに分けて、別の時間帯に行ってもらう事だ。
それで両者のトップ同士で競合されると効果的である。またこういった競合を仕掛ける事に、オーナーさんが罪悪感を抱いてしまう事もある。この感情的デメリットも考慮すべきだろう。
【デメリット1】査定料金がいる場合がある
一括査定サイトの場合は出張査定を無料で行う事が多く、それはノーマルサービスとして定着していると言えるだろう。それだけ日本車の中古車ニーズが高いという事だ。
特に海外の後進国では、丈夫で長持ちする日本車を好んで購入する傾向にあり、10年落ちで査定ゼロ車でも飛ぶ様に売れるものだ。
そういった事情があるので、買取専門業者は無料で出張査定を行って在庫集めに奔走している。しかし、中には有料で依頼を受ける業者もあるので要注意だ。
また地元の買取専門店や中古車センターでは有料の出張買取が多く見られるのも確かである。そこで出張査定を依頼する際は、既に分かっている場合でも、有料・無料の確認を互いにしておくのは肝心である。
出張査定のトラブル事例、対処法まとめ
国民生活センターには、毎年1000件前後の自動車売却トラブルに関する相談が寄せられている。
特に査定額を巡るトラブルが多く、一旦決めた買取額を契約完了後に変更するとか、売却側がキャンセルするなど,売る側・買う側両方から問題を起こしているという。
これは自動車買取契約にクーリングオフのルールがないために生じやすいとも言えるだろう。また売却側が個人である為に、法的な知識が乏しく、買い手の言いなりになり易い現状もある。
他にも買い取りを強要されるとか、しつこく粘ってくるスタッフもいる。それどころか、一旦決めた査定額を後で電話で変更する悪徳な業者もいるのだ。
この様に対応が酷い場合は、消費者センターや警察に相談するなど、適切な対応を取るべきである。
業者が売るまで帰らないとき
無料出張査定サービスでは、業者さんが『わざわざ来てあげたんだ』という態度を出す事がある。
それは売り手がなかなか査定額を受け入れない時で、ダメ押しのつもりで恩に着せるテクニックである。だが、その態度も度を越せば、契約を取るまでは帰らないと頑張ってしまうスタッフも出てくるのだ。
この場合に依頼者は多少なりとも引け目を感じていて、強く断れない状況に陥りがちだ。そんな時は『用事がある』とか言って、きっぱりと帰ってもらうべきだろう。
曖昧な返事は、むしろ相手を頭に乗らせるだけなので避ける様におすすめする。
売らない意思をはっきり伝える
一括査定サービスで複数の業者に出張査定を依頼した場合、全部の査定が終るまでは結論を出さないのがセオリーだ。
依頼をした業者さん全部と会って、それぞれの査定結果を受ける事は礼儀であるし、結果として自身の為にもなる。
そこで問題になるのが、どうしても売って欲しいと食い下がってくる業者がいる事だ。それは査定途中でも生じるし、売り先が決まった後でもしつこく迫ってくる事もある。
すると売り手側は怖じ気付いてしまう事が多い。この手の交渉に慣れていない事もあって、相手のアタックを交わし切れなくなるのだ。
だが、せっかく無料で査定に来てくれた業者さんに『済まないという気持ち』で断れないのは、むしろ相手にとってもデメリットになる。
価格が納得できなければ、きっぱりと断った方が相手も諦めがつくし、わだかまりも残さないで済む事を知っておこう。
酷い場合は警察に相談
アナタが海外などでも大人気のランドクルーザーを売却のための査定に出すとする。しかも買取業者に自宅まで出張査定に来てもらった場合、ちょっと相場よりも低い価格で強引に買い取りを迫る性質の悪い業者に捕まってしまう事があるかもしれない。
この手のプレミア中古車は、海外でビックリするほどの高値で売れる為に、買取業者さんの食いつきが非常に強くなる傾向がある。
この様に、たまたま探していた車が査定に出された場合、業者さんによってはかなりしつこく攻めてくる事があるのだ。
それで断ったにも拘わらず、何度も電話をしてきたり、家に訪ねてくるといった押し売りに発展するケースも在りうる。
そこで迷惑セールスに遭った時は、消費者センターや警察に相談する方が良いかもしれない。特に精神的ストレスになるなどの強迫観念を抱いた時は、しかるべき方法を取る事も考えておこう。
車一括査定のトラブル事例まとめ
車の買取では一括査定サイトを利用した出張査定・買取が評判になっている。それは高額買取の可能性が高いという事、忙しい方でも空いた時間で自宅査定ができるといったメリットがあるからだ。
それでここ数年間利用者数は急増しているのだ。ただし、同時に一括査定サイト利用によるトラブル発生件数も増えている。
国民生活センターなどの消費者サポート系のデータによれば
- 『不当な契約で解約ができない』
- 『解約料が売買代金に比べて高すぎる』
- 『多数の業者から買い取りの勧誘電話が頻繁に掛かってくる』
- 『買取り代金の支払いがない』
などの相談が寄せられているとの事だ。この手の悪徳業者が一括査定サイトに紛れ込んでいて、利用者側にとっては迷惑な事である。
そこでトラブルに合ってしまった時は、消費者センターなどの公的手段を利用して、速やかに対処する方が良いだろう。
国民生活センターに寄せられる売却トラブルは増加傾向
自動車の買取に関する問題に対処している国民生活センターでは、ここ数年間の自動車売却トラブルのデータを公示している。それを見ると年々増加傾向になる事が分る。
具体的には2008年度に621件だった相談数が、2009年度には639件、そして翌年2010年度に急増して、およそ1.7倍超の1131件になっている。(参照:国民生活センター「増加する自動車の売却トラブル」)
また2011年はさらに1.6倍と増加傾向が顕著だ。これは日本の自動車販売数の低下が根底にある。高度成長期やバブル景気時とは違い、長く車を乗るユーザーが増えたために、海外では高値で売れる中古車の供給が減少したからだ。
要するに買取業者にとっては、ニーズがあるのに供給が追い付かない現状にあって、それで強引な買い付けや勧誘が行われていると分析している。
実際のトラブル事例
そこで実際に起きた自動車買取トラブルをチェックしてみる。よくあるのが契約した当日なのに解約ができないケースである。
一括査定サイトでは複数の出張査定を受ける事が多く、後でもっと条件の良い査定が出る事は良くある。それで慌ててキャンセルを申し込むが、『既に買い手がついて、内金ももらった』などと解約に応じないケースがある。
これは自動車の買取にクーリングオフが適用されない事が原因で、買取業者はわざと応じない態度を取る事も多い。
また解約ができる場合でも、高額な解約料を請求される事がある。実際に50万円で売却成立したが、解約料として10万円の請求が出た。中には買取額以上の解約金を請求されたケースもある。
その他にも頻繁にあるケースとして、強引な買い取りや嘘の査定額提示、あるいは買取金を支払わないトラブルも発生している。
複数の業者間で二重に契約してしまう
一括査定サイトの利用者が注意しなければならない点は、優柔不安な気持ちや欲張りな気持ちから軽はずみな契約をしてしまう事だ。
特に複数の業者が自宅にくる出張査定では、業者さんも契約を取り付けたいために言葉巧みに迫ってくるもの。そこで優柔不断であったり、気が弱い方の中にはつい軽はずみに契約してしまう事がある。
それだけであれば多少の損益で済むのだが、後から良い条件を持ち込まれて思わず二重契約をしてしまうケースもある。当人にしてみれば、先の契約をキャンセルすれば済むと簡単に考えるのだが、実際はそうはいかない。
業者は契約後速やかに名義変更の手続に入るし、販売先も探す。場合によっては既に販売先が決まっていて、契約が済んでしまう事も珍しくない。
それが契約当日に起こった場合、買取業者がすんなりとキャンセルに応じない可能性もあるだろう。こういった売却側の不注意による二重契約トラブルが度々生じているので、利用者は十分に注意したい。
プロが実際に試した買取体験談
私がマイカーのプリウス30を買取りに出したのは数年前の事だ。
その当時で3年落ちだった私のプリウス30は、査定相場でもかなり良いレベルにあったので、できれば新車購入の頭金を膨らませる形で買取させたいと考えていた。
そこで株式会社エイチームのグループ企業・ナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)と、意外と穴場の楽天オート(※現在は楽天Car車買取を運営)の2サイトに一括査定を申し込んだのだ。
どちらも申し込みが簡単で、楽天の方が記入事項が多かったが5分と掛からずに申し込みが完了した。すると翌日の午前中に一気に8社から連絡が入った。
5社がナビクル(旧:かんたん車査定ガイド)からで、3社は楽天オートからだった。提示価格にはばらつきがあって、最高金額は175万円だった。購入額250万円の査定率70%と好成績である。
その後も続々と参加者が連絡を取って来て、最終的に18社の買取予定額が確認できた。それで上位7社をピックアップして、土日の2日間に分けて出張査定に来てもらった。
それで全ての査定が出てから、最高額を他のメール・電話で6社に伝えて反応を待つ。すると2社がさらに価格を挙げて乗ってきたので、もうひと押しをした。
つまり安い価格を付けた方に状況を説明して値上げ要求を出したのだ。だが、さすがに限界だった様で、その業者は撤退していった。
結局、私の愛車は182万円で買取られていった。これは大成功である。
他にも96万円も査定額を引き上げた方法を以下の記事で掲載している。ぜひ参考にしてほしい。
出張査定を安心して利用できる車一括査定とは
愛車の査定を「買取専門店」に依頼すれば、ディーラーの下取りなどよりも高い査定額を提示してくれる可能性は高い。
その時のポイントが、複数の買取店に競合させることだ。買取業者は車を仕入れなければ儲けを作ることはできない。数多くある業者のなかから自社を選んでもらうため、前のめりに交渉してくる。
最高額を出した業者はさらに金額を上乗せするしかなく、業者全体のなかで買取額の吊り上げが可能となるわけだ。
ただ、自分で1店1店買取業者を回って査定を依頼するのは、たいへんな手間と労力が必要だ。そこで役に立ってくれるのが「一括査定」というサービスだ。
まとめ
マイカーや社用車の買い替えをする場合、手元にある車の売却の仕方によって買い替え費用がかなり違ってくるものだ。
例えば新車購入でも、そのままディーラーの下取りに出すのは損で、最近では買取専門店に買取ってもらう傾向にある。この時点で査定額が10~30%も高くなるのだが、また買取方法を工夫すると、さらに高額査定が期待できるのだ。
その方法はネットの車一括査定サイトの利用だ。ネット上には大手車一括査定サイトが複数運営されていて、そこには全国から買取専門業者が参加している。
もちろんガリバーやラビットといった大手買取専門チェーン店も積極的に入札してくるので、買取り申込時で最も高額査定をゲットする可能性が高まる。
そこで高額査定のセオリーとしては、まず2,3の車一括査定サイトを同時に利用する事だ。そうすると各サイトで10社づつの買取専門業者が、買取希望額を提示しながら連絡を取ってくる。
あなたはその中で高い金額を付けた5,6社を選んで、なるべく同日に出張依頼をすると良い。そして査定日に値上げの仕掛けをするのだ。
方法は簡単で、始めの業者の査定額に少し上乗せした額を、『前の業者さんは〇〇円でした』と次の業者に伝えるだけ。
これを可能な限り上乗せし続けて、最高額を引き出す。もちろん、その日に結論は出さない様にしよう。翌日に得られた最高額をもって、もう一度他の業者と交渉すれば、おのずと高額査定が得られるだろう。