今の時代、車を売るための色々な方法が存在しているが、もし下取りという方法を選ぶ場合、車を高く売るために涙ぐましい努力をする人も多い。もっと簡単に下取り価格を高額に査定してもらえるポイントがあることをご存知だろうか。

それは下取りが高くなる時期やタイミングを知り、上手にその時期を活用することだ。時期やタイミングを計るだけで値段が変わるのなら、時間や手間のかかる修復や部品の交換とは違って誰にでも手軽に行なえるのではないだろうか。

ではこれから車の下取りが高くなる時期やタイミングを具体的に紹介し、その後、下取り価格の決まり方、さらにディーラーの下取りに対する正しい見方などを説明しよう。

車下取りは時期によって査定額が変わるのか?

グラフと説明

「車を購入するならこの時期に」とか「今月中に売るのがお得」という言葉を誰でも耳にしたことがあるのではないだろうか。

実は車の売買に関して言うならば、この「時期」とか「タイミング」というのはとても重要なポイントなのである。下取りもしかりである。下取りは時期によって値段が変わり、タイミング良く手放すだけで何万円も高く引き取ってもらえることさえある。

なぜこのような違いが生じるかというと、車は株と同じで相場が存在しているからだ。つまりその車がどれほど人気か、また必要とされているかといった点は時期によって違いが生じるため、値段も変動するのである。

それで今乗っている愛車が一番高く売れるであろう時期をよく見計らい手放すのがベストだ。

もちろん相場というのは常に変化していくため「絶対」とはいえないが、情報に基づいてある程度の予想を立てるのと、全く気にしないのとでは必ずや大きな違いがでることだろう。

ではまず、下取り価格の決まり方を考え、それに基づいて下取りをしてもらうベストタイミングをはっきりさせよう。

下取り価格の決まり方

駐車場にとめてある車

下取りする車の価格を決める一番大きな要素は言うまでもなく、「車両自体の価値」である。しかし、その「車両自体の価値」の中に、二つの評価する分野があることをご存知だろうか。

一つは、当たり前のことだが「車の状態」だ。その車がどのくらいの走行距離を走っているか、エンジンの調子や足回りの状態が良いか悪いかといった全体的なコンディションである。

二つ目は「その車が中古車市場においてどのくらい需要が高いか」だ。これが車両の価値にものすごく大きな影響を与えるのである。

具体的に言うなら、すでに10年落ちになっていて走行距離も10万キロを超えていたとしても、最近人気が急上昇しているSUVなら、中古車市場において需要が非常に高いためになんと50万円以上の価格で下取りしてもらえることもあるのだ。

純粋な車の状態だけでは車の価格は決まらないのだから、自分が今乗っている車に一体どのくらいの需要があるのかを見極めておく必要があるといえる。

どれだけの需要があるかは、中古車検索サイトで簡単に調べることができる。「カーセンサー」や「ユーカーパック」などでチェックしてみよう。年式が古い割に高い値段で売られていると感じたら、チャンスかもしれない。

車を下取りしてもらうベストタイミングは「3月」

契約成立

今考えたように、自分の乗っている車が「どのくらい中古車市場にて需要があるかを調べて見極める」ことは大切だ。下取りを考える時には必ずチェックしておきたい。しかし一方で次のこともよく理解しておかなければいけない。

それは、中古車市場における需要や人気というものは常に変化していくため非常につかみにくく、前もって計画を立てるのは難しいということ。

あまり期待し過ぎず、調べた時に自分の車がちょうど需要が高ければ儲けものくらいに考えるのが無難だろう。そうすると「安定して車を高く下取りしてもらいやすいのはいったいどの時期なのだろう」ということになる。

果たして需要や人気にそれほど関係なく、安定して高く下取りをしてもらいやすい時期があるのだろうか。確かにあるのだ。

ずばりそれは「3月」。例えどんな車種に乗っていようと、今その車種の人気がどのようであろうと、下取りしてもらうベストな時期が3月であることはこれからも基本的に変わらないのでぜひとも覚えておきたい。

ではなぜ下取りしてもらうベストタイミングが3月なのかを考えてみよう。

ディーラー・営業マンの1年の成績が決まる月

契約成立

下取りしてもらうベストタイミングが「3月」といえる理由は何だろうか。結論から言えば自動車ディーラーや営業マンのほとんどが3月に決算を迎えるからだ。

決算の時期といえば、自動車ディーラーがその年度に良い成績を上げる最終チャンスといえる。ディーラーはメーカーとの契約により、販売する台数の目標や利益の目標額を店舗ごとに掲げている。

その目標は前年度の実績に基づき決められるが、この決算月にかなり頑張って追い上げをした場合に達成できるくらいの厳しいラインに設定されていることが多い。

もしノルマが達成できないと来年度にも様々な面でマイナスの影響を受けるため、何としてでも成績を上げておきたいと思っている。

もちろん利益がでないようなことをすることはないが、多少無理をしてでも成績をあげておきたいという心理が最も強く働く時期なのだ。それで車の販売にお得感をだすため、下取り価格を上げる傾向がある。

下取りは普通、高額な価格が提示されることがないといえるが、この3月だけは別物と考えることができるのだ。それだけ営業マン個人としての成績、自動車ディーラー全体としてのノルマに必死な時期ということである。

もし下取りを考えているのなら、3月を逃す手はない。

3月はあくまで目安・欲しいと思ったときが買い時

パソコンをさわる

もちろんすべての人が3月に車を買い替えるわけではない。転勤や家族の増加に合わせなければならないとか、車の大掛かりな修理が必要とされるなどの理由で、どうしても違う時期に車の買い替えを検討する場合もある。

そのような3月での車の買い替えをどうしても検討できない時、大きな損をすると考えなければならないのだろうか。決してそうではないので心配は不要だ。

色々な要素を考慮すれば3月がお得なのは間違いないのだが、自分の自然な買い替えのタイミングで動くことにも利点があるといえる。無理してまで3月に車の買い替えを考える必要がないのはなぜだろうか。

下取りは3月でもそこまで高値がつかない

書類

どうしても3月に下取りを検討することができないなら、他の月に下取りをするのも悪くない。逆に3月にこだわり過ぎるのも危険だ。

なぜなら、3月というタイミングに合わせようとすることで、焦ったり我慢したりと心の余裕がない状態での交渉をしてしまいがちだからだ。

心にゆとりを持った状態で交渉していくことで、ミスなく物事を進められるのだ。もう一つ覚えておきたいことがある。それはそもそも下取りの仕組み上、車にそこまで高値がつくことはまずないということ。

つまり、3月に買い替えをするかしないかで100万も200万も違いが出ることはないということだ。もし100万単位で違いがでるのであれば、他の要素を全く無視することになったとしても、絶対に3月に買い替えを考えるべきだろう。

しかし、実際下取りの時期によってでる違いはほとんどの場合15万円以下だ。この15万円以下の差額をどう見るかだが、車を買い替える必要が生じた自然なタイミングに冷静な交渉を行うことにも十分利点がありそうだ。

ではなぜ下取りには高額な価格がつくことがまずないのだろうか。

ディーラーは車を売るのが専門

お金の計算

下取りでは高額な価格になることがない理由としてまず言えることは、ディーラーは車の販売を専門としていて、中古車の査定や買取を専門としていない点があげられる。

車体のキズやニオイなどがあればとりあえずかなり大きく価格が下がるというのが現実だ。またそのディーラー1社だけの査定になれば、低めの価格に設定されやすいもの。

さらにディーラーは下取りした後、その車を系列の取扱店を経由して販売する。つまりブローカーのような役割上、仲介手数料を含む安めの査定額になるのである。

これらの要素からして、ディーラーでの車の売却はどうしても高額な価格を期待することができないのだ。

車

ディーラーの下取りは99%損する?メリット&デメリット【徹底解説】

ディーラーに下取りを出すと、もともと所持していた車を売り、新しい車に買い替えるこ……続きを読む

基本的に下取りは安くなることを理解する

PCの前で落ち込む男性

このように様々な仕組みや要素を考えると、ディーラーでの下取りは基本的に安くなることを理解できる。下取りに高値が比較的付きやすい、3月に車を無理なく購入する計画ができる場合を除けば、その利点は少ないだろう。

もし3月以外で車を買い替える場合はどうすべきだろうか。答えは買取専門店に買取査定をお願いすることだ。買取専門店はその名の通り、車の買取におけるノウハウをマスターしている。

自動車ディーラーが提示する下取り価格と買取専門店の買取査定額を比べてみると、その価格の違いに驚くこともある。なぜ買取業者は比較的高く車を買い取るのだろうか。

なぜなら買取業者は買い取った後その車を販売し、利益を出している。どんどん中古車を買取り、同時に車を売っているのだ。

つまり多くの車を買い取って初めて商売が成り立つため、積極的に買い取ろうとする心理が査定額にも反映されるのだ。

さらに複数の車の買取業者からの査定を受けるなら、買取業者による競争によって予想していなかったほどの高額な価格が提示されることもある。

それで車を高値で売りたいなら、自動車ディーラーでの下取りよりも買取専門業者に車を売るべき、しかも複数の買取業者で買取査定をしてもらうべき、ということを覚えておこう。

パソコンをさわる男性

【時期を逃すな】3月に車を売るのは損?高く売るなら『2月』がベスト

皆さんはマイカーや社用車などの買い替えの際に、『高く売れる時期はいつか?』につい……続きを読む

まとめ

契約書にサイン

さて車を高く売るためのコツを改めてまとめてみよう。まず、自動車ディーラーによって下取りしてもらう場合、重要なのは時期とタイミング。下取り価格は中古車市場の需要にかなり左右されるためだ。

総合的に考えて、安定して車の下取り価格が高いことを期待できるのは「3月」。自動車ディーラーや営業マンがノルマ達成のために必死な時期というのがその理由だ。

車の購入や売却において、素人のこちら側が優位に立つことはまずないと言われているが、この時期は違うかもしれない。ぜひ無理なくこの時期に車の買い替えを計画できるなら、下取りでの車売却のベストタイミングを逃す手はない。

ディーラーの下取りには要注意

しかし一方で忘れてはならないことがある。それは、自動車ディーラーは買取専門店ではないため、3月に下取りをしたとしても、そこまで高値で買い取ってもらえることは期待できないという点だ。

3月に下取りをしてもらうことに意識を持ちすぎるあまり、無理をしたり交渉にミスが出たりするくらいなら、自然な買い替えのタイミングで余裕を持って交渉していくべきだ。

もし3月に下取りに出す計画ができそうにない場合や、またはそうできたとしても本当に車を少しでも高く売却したいと願うなら、下取りではなく車の買取業者に査定してもらうべきだ。

これらのポイントを押さえるだけで、かなりお得な車の買い替えが実現することだろう。下取りで価格を上げることができなかった場合は、車一括査定サイト「カーセンサー」がおすすめだ。ぜひ利用してみてほしい。

カーセンサー

【カーセンサー批評】買取査定のプロが口コミ&評判を徹底分析

口コミでの評判が高く、紹介しているサイトでも高評価を集める大人気の一括査定サイト……続きを読む