車の乗り換えをする時にディーラーの下取りを利用している人も少なくない。
ただ車下取りを行ったその後に自分の愛車がどこへ行くのだろうか。
単純に自社で中古車販売店を持っていて、そこで売っているのではと考えるかもしれない。
確かに自社で販売ルートを持つディーラーは多いので、そうした転売先を持っているのも事実だろう。だが実際には他にも幾つか転売先を持っているのだ。
ではどういう転売ルートがあるのかを見ていこう。
ディーラーで下取り後の車の行方は”5つのその後が待ち構えている”
では車下取りのその後に車の行く先には、どういうものがあるのかを確認する。
といった5のパターンがあるので、1つずつ確認していく。
【その後①】中古車市場のオークションにかけられる
ディーラーの車下取りのその後で、最も一般的なのが中古車オークションだ。オートオークションとも呼ばれるもので、これはプロの中古車業者しか参加できないものになる。
実は国内の中古車流通で最も大きなシェアを占めているものだ。
基本的にディーラーは下取りをした後に、このオークションに出品している。
様々な業者が参加することになるので、かなりの確率で売れるため下取りで出した分は赤字にならない。オークションで転売された後は以下の通りだ。
- 中古車販売業者で再販
- 海外への輸出
- パーツとして再販
といったケースがほとんどになる。品質の高い車ほど国内で流通されて、状態の悪い車は海外で再販される形だ。
【その後②】自社の販売店に回す
車下取りのその後としては、自社の販売店に回すというケースがある。
ただどちらかと言えば、特殊なパターンであると言えるだろう。基本的には先程述べたように、オートオークションに出品しているからだ。
ではどういったケースが該当するのかと言うと、以下の通りになる。
- 外車専門店
- 特定車種専門店
- 大手有名ディーラー
基本的に外車であったり、特定車種の専門店などで下取りをする場合、当然だが同じメーカーの車に乗っている人が多い。
そうした車の需要はニッチではあるのだが、確実に熱狂的なファンがいるものだ。そのため自社で下取りをして、自社で販売することができる。
【その後③】海外へ輸出される
車下取りのその後なのだが、海外へと輸出されるケースがある。
国産車は海外でも高い評価を得ていて、多くの国で人気があるからだ。例えば以下のようなケースがある。
- 有名メーカーの高級車は先進国で人気
- バンやハイエースなどは途上国で人気
などは良く知られているだろう。
つまり中古車でも海外で人気の高い車であれば、輸出されるケースが多い。特に日本国内では中古車市場の需要が、10年10万kmといった条件で極端に落ちてしまう。
そうした車でも高値をつけることがあるのは、海外に輸出するルートがあるからだと考えて良いだろう。
特に途上国では日本では廃車にしてもおかしくない車が、今でも現役で使われているほどだ。そのため輸出ルートも徐々に増えていると考えて良いだろう。
【その後④】中古車買取店で再販される
ディーラーの車下取りその後なのだが、中古車買取店での再販というケースも少なくない。ただしこれは先でも触れたが、ディーラーがオートオークションに出品したものを、中古車買取店が落札したという場合だ。
オートオークションは国内の中古車流通のシェアを占めているだけあって、毎週末に行われている。やりとりも活発であるため、中古車買取店としても自社の在庫を増やすために良く利用しているのだ。
大手の中古車業者であれば、自社での仕入れでもある程度の在庫は賄える。だが中小や個人で行っているような中古車店であれば、オートオークションから落札して在庫を仕入れることになると考えて良い。
【その後⑤】廃車にする(下取り額0円の廃車同然の車)
ディーラーの車下取りでは必ずしも価格がつくわけではない。
例えば10年以上の年式の車、10万kmの走行距離を超える車などが代表的な例だろう。他にも不動車や水没車なども同様だ。これらの車については下取り額が0円になる。
こうした車は下取りをしたとしても、再販することができない。先程伝えたように海外へ輸出するといった方法もある。だがそうした販路がない場合は、もう廃車にするしかないのだ。
実を言えば廃車にも費用がかかるわけだが、税金の還付金であったり鉄くずとしての価値がある。これらを利用すれば赤字にはならないという形だ。このケースでは特に気にすることもないだろう。
もしディーラー下取りが0円なら廃車買取専門業者を利用しよう
ディーラーの車下取りが0円という評価だった場合、どうすれば特になるのだろうか。
前段で述べたように状態の悪い車であれば、ディーラーでも下取りに値段をつけないケースがある。
これはオートオークションで再販することを考えても、需要が低いため落札されにくいと考えられるからだ。
そうした時には廃車買取専門業者を利用するのも良いだろう。特徴は以下の通りだ。
- 廃車にかかる手数料がかからない
- 買取保証がついているケースがある
- パーツに値段をつけてくれることがある
といったような特徴があるからだ。
特に注目しておきたいのが買取保証だ。これは最低いくらで買取します、といった額のことになる。
どんな車でも買取額をつけるとのことなので、多少はお金を手に入れることができるだろう。
廃車を高く売るなら”廃車専門業者”に依頼する
ディーラーだとほぼ確実に費用が取られる車が以下4つだ。
- 水没車(水害車)
- 故障車
- 事故車
- 修復歴車
しかし、廃車買取専門業者「カーネクスト」ならどんな状態の車でも”0円以上の買取保証付き”。
通常なら廃車費用がかかる車もカーネクストなら査定額を付けてくれる。
車買取業者は今やたくさんあるが、事故車や水没車でも買取不可というところは非常に多いのが現状である。
また、買取可の業者でも事故車や冠水車は安く買いたたかれてしまうのが現実だ。
そんな業者が多い中、カーネクストは海外への販売ルート・パーツリサイクルなどで買取価格を付けられるのだ。予想よりも高く買取できる可能性が十分ある。
海外では日本のように事故車・水害車への偏見が少ないのだ。とにかく乗れればOK、動かなくなるまで乗るのが基本。
もちろん、廃車費用やレッカー代、解体費など諸費用は全て無料。
「もうこの車ダメだろうな…」と思う車があるなら、必ず「カーネクスト」を利用してみてほしい。
まとめ
ディーラーで車下取りをしたその後について解説してみた。下取り後の車については転売されるのだと予測はしていても、自社の販売店で売っているのだくらいにしか考えない人が多いだろう。だが実は幅広い転売先があるのだ。
そのほとんとはプロの業者のみが参加できる、オートオークションになる。だが海外への輸出ルートや廃車にするルートなども存在するのだ。自分の愛車の状態次第で、どこに行くのかが決まると考えて良いだろう。