車買取店で代車は借りれる！無料なのか調べてみた《大手8社調査》

車を売却する場合、たいていの人は新車や中古車に乗り換えるものだ。ただ、乗り換える車によっては納期が遅くなり、車を引き渡すと乗る車がなくなるケースもある。買取店ではサービスの一環として代車を用意しているところも多い。

だがその費用や期間、条件については業者によって異なるため車を売る前に確認しておく必要がある。ここでは大手車買取店の代車貸し出しについて調査した結果を紹介している。スムーズに乗り換えするために参考にしてもらいたい。

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車買取店で買い替え時に代車は借りれるか調査

車買取店では買い替えの時に代車を貸してくれるところもある。だが借りられるかどうかについてはホームページ上に明記されていない業者も少なくない。ここでは、実際に代車が借りられるか問い合わせをして調査してみた。

【一覧表】大手買取店8社の代車の貸し出し可否まとめ

【アップル】代車の貸し出し”可”

アップルはオリコン顧客満足度ランキングで5年連続No.1の大手買取業者だ。サービスにも定評があり、代車貸し出しも対応可能である。ただ全ての代車が貸し出し中になることもあり、各店舗へ相談が必要だ。

以下がアップルの代車貸し出しについてだ。

【カーセブン】代車の貸し出し”可”

カーセブンは代車の貸出についてはホームページ上では明記していない。ただ問合せしたところ、代車の用意はあるとのことだ。ただ、貸出期間や費用についてはフランチャイズのため店舗によって異なるようだ。

【ラビット】代車の貸し出し”可”

ラビットは全国に140店舗以上ある大手買取業者だ。ホームページ上で代車の用意もしているとのこと。また代車にも保険が付いているため、代車を借りている時の事故でも安心だ。以下がラビットの代車貸し出しについてだ。

【カーチス】代車の貸し出し”不可”

カーチスでは、代車の貸し出しについてホームページ上での記載はない。問い合わせしたところ代車は用意していないとのこと。その分を買取価格で保証するなどの対応をしている。

【T-UP(ティーアップ)】代車の貸し出し”可”

T-UPの代車貸し出しについてはホームページ上での記載はないが、トヨタのディーラーに併設されている店舗が多く、代車は用意しているようだ。以下がT-UPの代車貸し出しについてだ。

【ユーポス】代車の貸し出し”可”

ユーポスの代車貸し出しについては、ホームページ上では明記されていない。問い合わせしたところ代車の用意はあり、空きがあれば利用できるとのことだ。ただ、期間や費用については店舗によって異なるようだ。

以下がユーポスの代車貸し出しについてだ。

【ビッグモーター】代車の貸し出し”可”

ビッグモーターは中古買取台数2年連続第1位を獲得している大手買取業者だ。美具モーターは代車の貸出についてホームページ上で無料代車サービスについて明記している。

ただし買取台数が日本一だけあり、すべて貸し出し中の場合もあり、店舗毎に確認が必要となる。以下がビッグモーターの代車貸し出しについてだ。

【ガリバー】代車の貸し出し”可”

ガリバーでは、ホームページ上で代車無料貸し出しサービスについて明記されている。ただし店舗によって代車が用意できないケースもあるとの事。

各店舗に問合せし、納車に合わせて車の引き渡し時期も調整してくれるようだ。以下がガリバーの代車貸し出しについてだ。

車買取店で代車は借りれるが『3つのリスク』に注意

多くの車買取店では車を売却すればサービスとして代車を貸し出ししている。だが、代車が借りられるから安心と素直に喜んでばかりもいられない。代車を借りる際には3つのリスクがあるため、事前に知っておく必要がある。

【リスク1】買い替えをキャンセルすると代車費用を請求

車買取店ではあくまで車を売ってくれた方に、サービスの一環として代車を貸し出ししている。最近は売買契約を交わした後も、一定期間であれば無償キャンセルが可能という車買取店もある。

万が一、買い替えをキャンセルした場合、代車費用を請求されることもあるのだ。大手買取店は契約後のキャンセルを認めているところもあり、キャンセル料も取らない。

だがキャンセルされれば店側の利益はゼロどころかマイナスだ。そのため、代車費用だけは請求されるだろうし、請求されれば支払わなければいけないだろう。

【リスク2】代車の傷や凹みを確認＆事故の際は保険を使う

代車は普段乗り慣れていない車のため、事故を起こす可能性もある。代車で事故を起こしてしまった場合は、一般的には自分が加入している自動車保険を使って損害賠償や修理費用を支払うことになるのだ。

もしも車両保険に加入しておらず、過失のある事故を起こせば自己負担しなければいけなくなるのだ。古い車を買取してもらった人は、車両保険に入っていない人もいるだろう。

自分の車なら擦った程度なら修理しないという選択肢もあるが、代車は直さないといけない。そして注意しなければいけないのは、借りた時点で代車に傷や凹みがある場合だ。

返却の際、傷や凹みを指摘されて損害賠償を求められることもゼロではない。そのため、トラブルを避けるため借りた時点で代車の傷や凹みを確認しておくべきだ。

【リスク3】希望する車種の代車を借りることはできない

代車はレンタカーとは異なり、車買取店が事前に準備している車だ。たいていはコンパクトカーなどを代車として準備していることが多い。そのため、希望する車種の代車を借りることはできないのだ。

売却した車よりも新しい代車のこともあれば、古い代車もあり、サイズも希望通りとはならない。元々コンパクトカーに乗っていた人はいいが、大型ミニバンなどで頻繁に大勢の人を乗せている方は、不便さを感じてしまうこともあるだろう。

代車のガソリンは”満タン返し”が礼儀

代車を借りた時、たいていはガソリンが満タンで貸してくれるものだ。ここでラッキーと思う人もいるだろうが、あくまで代車は車だけを貸すだけで、ガソリンはサービスというわけではない。

そのため、返却する際も満タン返しが礼儀だ。おそらく満タン返しについては代車を借りた時点で業者からも説明されることだろう。

ただ、実際は細かくチェックすることもなく、満タンに給油してから少し乗っても問題ないはずだ。それでも満タンで返すという気持ちではいるべきだ。

まとめ

車は日々価値が下がっていくもので、高く買取してもらうためには少しでも早く売ることが鉄則だ。だが、トントン拍子で売却が決まり車も引き渡してしまうと、買い替えする新車や中古車が納車されるまで車がない状態になることもある。

車買取店ではサービスで代車を用意してくれるところが多い。ただそれについては費用は貸出期間は若干異なるし、時期によっては代車がないこともある。

また代車は重要だが、それを買取の条件にするのも良くない。まずは代車の有無よりも買取額を重視しよう。