ノア(NOAH)はトヨタが販売するミニバンだ。国内の市場ではかなり人気の高い車種の1つでもある。月間の販売台数を見ても20位前後につけるなど、安定した人気を誇っているのだ。中古車で売ることを考えても優秀な車種である。

基本的に車種に人気がなければ、中古車市場では高値がつくことはない。しかし、ノアクラスの人気があれば話は別だ。中古車市場でも需要が高い車種だけに、買取額についても期待していいだろう。

ただ、ノアをより高く売りたいのなら、いくつか気をつけておきたいポイントがある。それは需要であったり、相場を知ることだ。こうした情報を事前に知っておけば、よりノアを高く売ることができるだろう。では、具体的な内容を紹介していきたい。

ノア(NOAH)の需要を知る

グラフとメモ

ノア(NOAH)は2005年に発売以降、2回のモデルチェンジをしている。現行は3代目となるモデルで、2016年からの販売だ。販売以降、その人気は衰えることなく続いている。需要としては、やはりファミリー層の利用が多い。

家族全員が乗れるサイズであり、車内も広く、インテリアなども充実している。小さな子どもがいる家庭では、一台あると重宝する車だと言えるだろう。ただ新車で購入するには高いと感じる世帯が多いのも事実である。

そのため中古車市場への需要がかなり充実している。現行モデルの人気は高いが、型落ちということで1つ前の2代目モデルを狙う人もいるほどだ。さすがに初代ノアになると10年落ち以上となるので市場で、見かけることはほぼなくなっている。

ノア(NOAH)の買取相場は?

アイパッドのグラフを見る女性

ノア(NOAH)の買取相場はいったいどのくらいなのだろうか。この相場を知っておくことで、査定を受ける時にもその額が妥当なものかどうかを知ることができるだろう。ただ、車の状態にもよるので飽くまでも目安にしておいて欲しい。

絶対に買取相場通りの価格になるとは限らないからだ。特に中古車は1台1台で大きく状態が変わってくる。その状態まで含めての査定になるので、値段が変わるのは仕方のないことだと言えるだろう。

ノアの買取相場なのだが大きくは3つにわけられる。

  • 初代ノア
  • 2代目ノア
  • 現行の3代目ノア

中古車市場ではこのモデルが重要になる。モデルチェンジで新しくなるたびに、古いモデルの値段が下がっていくのだ。中古車の市場は、需要と供給がその価格に大きく影響する。最新のモデルが発表されれば、当然そのモデルへの需要が高まるのだ。

結果として買取額も上がっていく。反面で、前のモデルになる車への需要は下がっていくのを覚えておこう。

初代ノア(60/65系)の買取相場

ノア初代(画像出典:wiki「トヨタ・ノア」)

初代ノアの買取相場なのだが、中古車としてはほぼ市場で見かけることはない。既に10年落ちとなっている上、走行距離がある車が多いからだ。ただ、まったく出回っていないわけではないようだ。

いくつかの販売店における再販状況などを見ていると、買取額としては、10万円から50万円くらいが相場になるだろう。一般的に10年落ちの車に価値がつくのは珍しい。よほど人気がなければ買取額0円になってもおかしくないのだ。

しかし、ノアは初代であっても値段がつくことが多い。走行距離など車の状況によっては、そこそこの価格で売れることがわかっている。

中古車としては珍しい状況だと言っても過言ではないだろう。10年落ちしているし、初代モデルだからといって諦めてしまう必要はない。

2代目ノア(70/75系)の買取相場

2代目ノア(画像出典:wiki「トヨタ・ノア」)

2代目のノアは2010年からのモデルになる。最も古い年式のものでも10年落ちにはいたっていない。そのため中古車の市場としても高い水準を保っていると言えるだろう。

走行距離や年式、モデルなどにもよるが、だいたい70万円から100万円ほどの値がつくケースが多い。

モデルチェンジによる型落ち、その査定減額を含めたとしても、かなり高い水準にあることがわかる。もともと新車の購入価格から考えると、3分の1程度になっているが十分な高値だろう。買取相場としても活発であることがわかる。

一般的な車種であれば、7年を超えてくるとガクッと買取相場が下がるものだ。10万円を超えるか超えないかくらいにまで下がる車種も珍しくない。それだけ年式の古い車は国内市場では価値がないのである。

しかし、ノアはそうした年式のハンデを超えるだけの需要があると言えるだろう。

3代目ノア(80/85系)の買取相場

3代目ノア(画像出典:wiki「トヨタ・ノア」)

3代目となる現行のノアだが、買取相場は非常に高い。条件次第では170万円近くにもなるほどだ。最低でも140万円程度でおさまるのだから、かなりの需要が予想できる。一般的な車種であれば、新車購入価格の50%もいけば御の字だ。

しかし、ノアの場合は比率にすると約65%となる。これだけの数字を出す車種は、多くの日本車の中でも多くはない。

つまり、現行モデルが欲しいと考える人はとても多いのである。ファミリーカーとして十分な大きさがあり、かつ高級感のある外観は庶民の憧れと言っても過言ではない。

一昔前までなら、中古車には見向きもしない層が多かった。しかし、そうした風潮もここ数年で大きく変わっている。また、消費者の意識も変わったのか、車は中古で十分とする層も多いのだ。結果、ノアの需要は今後も低くなることはないだろう。

ノア(NOAH)の買取相場の推移

パソコンを見る

ノア(NOAH)の買取相場はどのように動いているのだろうか。基本的に年式登録をした初年度が高値をつけている。その後は徐々に右肩下がりになっている感じがある。ただ、値下げの幅として非常に少ない感じで、下がっても1万円ほどだ。

先述したが一般的な車種であれば、7年落ちくらいから一気に買取相場がさがりだす。しかし、ノアは7年落ちを過ぎてもゆるやかに落ちていくという感じだ。

7年というのは初回の車検から数えて3回目になる。

このタイミングで車を売るという人も少なくない。他の車種であれば、大幅に値段がおちる直前で売るという形だ。しかし、ノアの場合は少しずつしか下がっていかない。そのため乗り続けるのか、売るのかその判断が難しくなるだろう。

ノア(NOAH)を高く売るポイント

チェックリスト

ノア(NOAH)を高く売るにはどうすればいいのだろうか。気をつけておくべきポイントはいくつかある。

  • グレードはどれがいいのか
  • 年式は低いほどいいのか
  • 走行距離は?
  • ボディーカラーは?

などが重要なポイントになってくる。これらの点を踏まえた上で、どのようにすれば査定で値段が下がらないのかを考えてみたい。比較的に安定して高値をつけるノアだが、購入時から既にリセールバリューを考慮する戦いは始まっていると言えるだろう。

グレード&年式

タブレットを使う男性

まず気にしたいのがグレードになる。どんな車でも同じなのだが、見た目が格好良いグレードは中古車市場でも人気があるものだ。ノアで言えば、SiやGsといったモデルになる。いずれもスポーティグレードと呼ばれるものだ。

このグレードの特徴と言えるのが、純正のエアロパーツがついている点だろう。また、純正のアルミホイ―ルも標準装備になっている。これらの装備は査定においても高額になるポイントであるので覚えておこう。

年式については若ければ若いほどいい。1つの目安になるのが3年、5年、7年といった車検のタイミングだ。

このタイミングで売るのなら、そこまで大きく価値が落ちることはないだろう。ただノアの場合は7年を過ぎても、極単に価格が下がらないので、チャンスは十分にある。

7人乗りが一番人気

運転

ノアは販売当初から8人乗り、7人乗りといったモデルがある。このどちらが人気なのかも考慮しておこう。中古車市場においては、8人乗りよりも7人乗りの方が高い人気があるようだ。その理由は不明だが、車のサイズ感などにあるのかもしれない。

日本ではどうしても道がせまいことが多く、ノアのようなミニバンになると、ある程度は運転技術が必要になる。そうした中でも比較的に取り回しのしやすい7人乗りが人気になっている可能性が高い。

事故を起こしてしまうと、必然的に査定額にも影響があるので、自分の運転技術を考えた上で小さなサイズにしておくのは、賢明な判断だと言えるだろう。7人乗りか8人乗りかでも査定額は変わってくる。場合によっては5万円から10万円も違ってくるほどだ。

走行距離

メーター

ノアを売る上で重要なのが走行距離だ。一般的な乗用車であれば1年で1万キロが目安になる。そして、10年落ちとなる10万キロが分水嶺だ。10万キロを超える走行距離になると、いくらノアの人気が高くても買取額がつきにくくなる。

ただ、ノアをメインに購入しているのは、ファミリー層だ。週末に行く買い物くらいしか車には乗らないという人も多く、そこまで走行距離が増えないケースも少なくない。つまり、過走行車となるノアは目立ってしまうのだ。

大まかな目安としては以下のようになっている。

  • 2万キロ以内なら120万円
  • 2万キロから5万キロ以内で100万円
  • 5万キロから10万キロで70万円
  • 10万キロ以上で50万円

10万キロを超えても50万円の買取相場があるノアは、かなり特殊な車種だと言えるだろう。ただ走行距離は車の損耗距離でもある。そのため状態によっては、さらに査定で値段が下がる可能性も高いので注意して欲しい。

装備の充実度(純正&社外品含め)

メンテナンス

これはノア以外の車にも言えることだが、装備が充実しているかどうかは大きなポイントになる。基本的に純正のパーツの方が中古車市場では評価が高い。車好きな人からすれば、純正のパーツはダサいと思うかもしれない。

しかし中古車市場とは最大公約数的なものが求められる。一部の人から熱狂的な支持があっても、それは価格に反映されにくいのだ。そのため社外品パーツをつける時には、純正のパーツも保管しておくといいだろう。

そして、売却時には純正品に戻すか、純正のパーツも持ち込んで評価してもらう方がいい。業者にもよるが、社外品のパーツでも価値を認めてくれるケースがある。そのため装備を充実させているのなら、業者の選定が重要になってくるだろう。

安全装備

修理中

ノアの買取額を考えるのなら、安全装備にも言及しておきたい。現行モデルのノアで最新の安全装備がついているものと、そうでないモデルを比較すると、20万円以上も買取額に差がつくケースも珍しくない。

ノアの主流な購買層はファミリー層なので、やはり安全装備には注目している人が多いのだ。そのため安全装備は購入時にできるだけつけておく方が賢明だと言える。特に衝突被害軽減ブレーキなどは必須のアイテムになるだろう。

他にもABSであったり、社外品でも盗難を防ぐための防犯アイテムなども評価のポイントになる。基本的には車にお金をかければかけるほど、その価値は高くなると言っていいだろう。

ボディーカラー

ノア(画像出典:wiki「トヨタ・ノア」)

ノアのリセールバリューを考える上で重要なのが、ボディーカラーである。ボディーカラーは最もわかりやすい部分で人気の有無が分かれてしまうからだ。人気のあるカラーとそうでないカラーでは10万円以上の差がついてしまう。

では、何色が人気なのかを解説しよう。絶対に外れがないと言えるのが、ブラック系とホワイト系の2種類だ。この2つについては不動の人気があるので、ノア以外の車でも同じことが言える。落ちついた色合いで長く乗っていても飽きがこないのもポイントだろう。

他のカラーで人気になるのは限定色だ。特定のグレードに限定されたカラーや、販売時期が限られているカラーなどは、レアモデルとして査定額もアップになりがちだ。

シルバー系は比較的に高齢者層に人気があるカラーだが、ノアの購買層とは合わないので値段は低くなる傾向にある。

高価買取が可能な業者を選定する

交渉

ここまでノアを高値で売るポイントを紹介してきた。しかし、最も重要なことは高値で買取が可能な業者を選ぶことだ。買取業者といっても、その地域や営業規模などによって様々だ。同じ県内でも大きく売れ筋が変わることもある。

大切なのはノアが良く売れる業者を選ぶことだ。ノアの人気が高いといっても良く売れる業者と、そうでない業者がある。どちらが高く買取をしてくれるのかと言うと、答えるまでもないだろう。では、どのようにして業者を選ぶのかを解説していく。

ディーラー下取りは99%損をする

落ち込む男性

ノアを売却する方法としては主に2種類ある。

  • 下取り
  • 買取

この2つの違いとしては、現金を手にできるかどうかだろう。基本的に下取りは新車の購入を前提として行われるものだ。今乗っている車をディーラーが引き取ってくれる。ここで1つ問題になるのが下取りは価格が安いということだろう。

ディーラーの仕事とは、買取をした車を転売することではない。売った車の保守点検や、各種サービスをすることにある。そのため下取りについては、最低限の額でしか引き取りをしていないのだ。結果、中古車市場では人気のあるノアも安くなってしまう。

そうした状況を回避できるのが、買取業者に依頼をすることだ。買取業者はディーラーとは違って、転売することで利益を得ている。そのため相場を超えても人気の車種は手に入れようとするのだ。ノアはその代表例といってもいいだろう。

ちなみに、下取りをする時のメリットとしては、手続きの手間を省ける点にある。新車の購入と乗っている車の売却を同時に行うことになるので、省ける部分も多いのだ。ただ、下取り価格は買取と比較すると安価になるので注意したい。

単独商談ではなく複数商談で競合させる

話し合い

ノアを少しでも高く売るのなら買取がお勧めだ。ただ、この時に注意したいのが単独商談にはしないことだろう。先述したように買取業者にはそれぞれの相場がある。そのためどこで売れば高く買取をしてくれるのか、調べる必要があるのだ。

単独商談の場合、査定後に提示された価格があったとしても、それが正しいかどうかわからない。

営業マンとしては、うち以上の価格を出すところはないですと決断を促してくるだろう。こうした状況で正しく買取相場を知っていれば、それが適正価格かどうかを知ることができる。

そのために必要なのが複数の業者からの査定だ。査定を受けることで実際の価格がわかる。また、複数の業者に競合させることによって、買取額も競わせることが可能だ。

商談をする時に、別の業者の方が良い値をつけてくれたというだけで、値段をつり上げることができるだろう。

ノア(NOAH)高価買取は一括査定がおすすめ

待ち合わせ

ノ(NOAH)アを高価買取してもらうには2つのポイントが必要だ。

  • 下取りではなく買取を選ぶ
  • 買取業者は1つではなく複数に依頼する

このどちらの条件も簡単にクリアできるのが一括査定だ。1つ1つの業者に連絡を入れて、予約をとってと手順を踏んでもいいが、時間と労力がとんでもなくかかってしまうだろう。そうした手間を省けるのが一括査定だ。

一括査定は複数の業者に対して、見積もりの依頼を出してくれるサービスのことである。インターネット上のサービスで、無料で利用できるのが嬉しい点だ。

一括査定を使うことで、自動的に業者には競合相手がいることがわかる。さらに査定の見積もりが返ってくるので、買取相場もしれるのだ。

一括査定を利用するのとしないのでは、10万円単位で買取額に差がつくとも言われるほど、効果的なものである。特にノアのような人気の車種になると、数十万円の価格差がつくこともあるだろう。

確かに手間は1つ増えてしまうが、それをするだけの見返りがあると言える。

まとめ

メモ

ノアは中古車市場で見ても人気のあるミニバンである。現行は3台目のモデルとなるが、初代、2代目のモデルにしても未だに高い人気を誇っている。

通常であれば10年落ちの車にはほとんど価値がつかない。しかし、ノアくらいの人気車種ならそれなりの値段で売れるのだ。

もちろんリセールバリューを期待するのなら、購入時から気をつけておくべきポイントがある。

  • ボディーカラーは白か黒
  • スポーツタイプのグレード
  • 安全装備の充実
  • 走行距離の少なさ

などが主な点である。これらの条件を満たしていれば、購入価格の60%以上の値段がつくことも珍しくない。ここまで条件の良い車種は滅多にないので、乗り換えることを考慮した上で、購入時に気をつけておくのをお勧めする。